当局「退職金引下げ」提案で
「差額支給」等越年に(12月13日付)
私たちの切実な要求に基づく秋季年末一時金交渉は越年となりました。職場討議を深め、当局に改善を迫っていきましょう。
交渉は越年に
私たちの切実な要求に基づく秋季年末一時金交渉については、12月8日、総務局長、教育次長、上下水道局総務部長から「12月8日までに具体案の提示に至れず、申し訳ありません」「現在、要求項目を検討するとともに、退職手当の見直しについては、平成30年1月1日の実施にこだわらず、年度内実施に向けて検討しているところですので、いましばらくお時間をいただけるようよろしくお願いします」との表明があり、人事委員会勧告に基づく月例給及び一時金の引上げと退職金の引下げ提案が越年となりました。
本来、秋季年末交渉は、提出した要求書に基づくやり取りを行なう場ですが、当局は11月22日に「国家公務員に準じた退職手当の引下げ」を持ち込んだあげく、要求書に対する回答を持ち合わせていないとして、第3回交渉以降、交渉が開催されない状況が続いています。
少なくとも人勧実施を
当局は、堺市人事委員会勧告に対し、第1回交渉で「勧告は重い。勧告踏まえた対応が望ましい」と表明しました。しかし、越年により、仮に人勧に基づく回答がなされても議案が上程されるのは早くても2月議会に持ち越しとなりました。
私たちは、生活実態に基づく切実な要求額を掲げつつ、少なくとも人勧実施を求めます。
子育てに関わる要求に誠実に応えよ
今回の交渉では、「育休正規代替の実施」「非常勤部分休務の対象子の年齢引上げ」「子の看護休暇対象子の年齢引上げ」など、子育てに関わる諸制度の改善を求めています。厳しい人員体制の中でも、育児に関わる職員と、その周囲の職員双方が力を発揮できる職場環境づくりのために制度の拡充が求められています。
そのほかにも、振替ルールの見直し、人事評価制度の課題、再任用の未配置問題など、交渉でやり取りした課題について、当局が経過に基づき誠実に応えるよう粘り強く改善を迫っていきましょう。