堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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自治会でGO(2)

一蓮托生(8月2日付)

築40年の団地で会長を引き受けることになってから2か月が経ち、3月末に自治会の総会が行われました。僕の団地は7棟270戸で成り立っており、入居者は250世帯ほどのようでした。

 総会会場である集会所に入ると、狭い部屋の正面に旧年度の役員席が並び、それと向かい合って30人ほどの出席者席、両者を横に見る形で新年度の役員席が置かれ、ぎゅうぎゅうなのでした。

 総会は議長選出、各部会活動報告、会計報告とスムーズに進行。やがて議事は新役員の紹介に移りました。

 入居3年目の僕は、役員を決める寄り合いに出ていないので、この日が他の役員さんとの初対面。知っている人も見当たらず、何をしたらいいのかも分からず会長席に座っていました。

 すると質疑で「団地は今年40年目を迎える。何か記念行事をやったらどうか」「子ども会と老人会の予算を比べると子ども会の方が多いが、団地には老人が多い。子ども会予算を老人会に回してはどうか」と次々と意見が出されました。

 「いったいどう答えたら・・」と、とまどっていると、他の方が「記念行事はいいアイデアがあったらぜひ提案してほしい」「子どもと老人の数を比べるのではなく、必要な金額を予算としているし、老人会からはこの金額でよいと聞いている」と答えてくださいました。

 普段、自宅と駅を往復するだけの毎日で、顔見知りの方もほとんどいないけど、いろんな課題があるんやなと、団地のことにちょっと詳しくなったのでした。

総会終了後、他の役員さんと顔合わせ。自己紹介をすると、他の方も最近入居された60歳未満の方がほとんどで、トラック運転手や営業職、建築現場、介護職など自分と同じ勤め人や、子育て中のお母さんなどでした。ベテランの役員さんはいなかったけど、若輩者の僕に「会長、よろしくお願いします」と言ってくださり、なんとかやっていけそうかなと、ほっとしたのでした。