アンケートとアメちゃんを配付
「正職をちゃんと配置してほしい」との声(6月26日付)
6月20日(木)、19時頃から、組合執行部で時間外職場訪問活動を実施しました。今回は本庁・高層館の職場を巡回し、「『確保させよう人員、なくそう長時間勤務』時間外職場訪問アンケート」を配付。記入のご協力をお願いしました。
管理職のマネジメントだけでは足りない
「働き方改革」が叫ばれるなか、堺市も5月18日、「時間外勤務20%削減」「年間時間外勤務360時間超職員をH33年度にゼロにする」を主な目標とする堺市職員働き方改革プラン(SWITCH)を発表。
夏季交渉でも、当局は「所属長だけでなく局長のマネジメント」を強調し、28年度超過勤務の実態のヒアリングをすすめることや各局の状況を適宜組合にも提供すると述べています。
同改革プランが発表されて約1カ月後の6月20日の夕刻、時間外職場訪問活動を行い、アンケートとアメを配付しました。
約190人に配付
今回の行動では、高層館を20階から3階まで巡回。19時から20時までの約1時間の行動でしたが、完全消灯していたフロアはなく、全員退庁していた課は、約10職場。それ以外は、誰かが仕事をしている状態で、時間外アンケートの配付数は、約190枚でした。
また、夏季闘争の経過と確信点を要約した職場討議資料を机上配付するとともに、自治労連共済が作成した、「疲労回復激励アメ」を配付しながら、アンケートへの協力をお願いしました。
今回いただいたアンケートでは、5月の時間外勤務の状況は、「多い」が53%。現在の仕事の状況は、「きつい」「かなりきつい」を合わせて76%にのぼっています。人員・業務への要望(複数回答)では、「増員」64%、「人員配置の見直し」52%でした。時間外労働の申請実態では、「時々申請しなかった」が18%ありました。
増員を求める切実な声
寄せられた意見では、「担当している業務の申請数は大幅に増加しているが、人員は削減されている。常勤の人の増員をお願いします」「ガラス張りにし過ぎて、なくすことのできないエラー対策に時間をかけ過ぎ。もっと職員を守る様にしてほしい」「メールや文書の送付に気をつかう(時間をつかう)ことが増えた」「現場や出先での業務が多く、帰庁してから事務処理をすると時間外となってしまう。健康不安もあり、改善したいのだが、思うに任せず…」「このままでは、人手不足で安全なハード整備が損なわれ、かつ、事業の適正な発注金額ができなくて、かえって税金のムダがでたり、逆に適切な工事ができない安い発注が起こったりする」「正職の増員は必須(有給休暇の取得率や時間外勤務の状況をみれば明らか)」と切実な実態があふれました。
堺市職労とともに全国の自治体職場で、時間外に奮闘する職員・組合員を励まし、適切な人員体制を求める運動として、時間外職場訪問・対話活動が取り組まれています。
市職労として、この運動を継続して取り組み、職場といっしょにたたかいながら、要求の前進・実現へと結ぶために頑張ります。