労働者の祭典でアピールしよう(4月10日付)
今年も大仙公園で堺メーデーが行われます。政府が「働き方改革」と打ち出し、長時間労働の是正が社会問題として扱われる今、全国各地で行われるメーデーが注目されています。
8時間労働の実現が
改めて重要な課題に
メーデーは1886年、シカゴ、ニューヨーク、ボストンなどでアメリカの労働組合が「8時間労働制」を要求してゼネストに決起したことが起源といわれています。日本の第1回メーデーは、その34年後の1920年、上野公園で開催されました。メーデー発祥から131年目の今年のメーデーは、国内では88回目となります。
安倍内閣が「働き方改革」と掲げるもとで、電通過労死事件を機に長時間労働の是正が求められています。先人たちが、たたかい求めてきたメーデーの起源である「8時間労働」の実現はいま改めて、重要な課題となっています。
世界中で噴出する
国民の不満
世界的にはイギリスのEU離脱をはじめ、トランプ氏が大統領に就任など情勢は激変しています。この背景には経済のグローバル化によって富が大企業や一部富裕層に集中し、経済格差が深刻化するもとで噴出した既存政治に対する国民の不満や怒りがあります。
国内では、改憲勢力3分の2を得た安倍政権の「数の力」を背景にした異常な国会運営が続き、経済をめぐっては、実質賃金のマイナス、国民の負担増と雇用の流動化がすすみ「アベノミクス」以降、格差と貧困が拡大しています。
メーデーに
参加しよう!
世界的に変革を求める動きが起こり、また、長時間労働の是正が求められる今、メーデーの原点にたって、働く者の声を上げましょう。
9時開場・9時30分開会。堺市役所までパレードします。参加される方は職場ごとに参加確認票を4月21日(金)までに組合事務所に提出して下さい。