8時間働けば普通に暮らせる
ルールをつくろう(4月9日付)
安倍政権が狙う「働き方改革」一括法案をめぐって国会でも攻防が繰り広げられる中、全国で行われるメーデーは大きな意味を持っています。
メーデーの起源
1886年、シカゴ、ニューヨーク、ボストンなどで労働組合が「8時間労働制」を要求してゼネストに決起したことが起源といわれています。
日本の第1回メーデーは、その34年後の1920年、上野公園で開催されました。
働くルールは重要
労働時間に関して安倍内閣は、裁量労働をめぐる労働時間データねつ造が問題となり、「働き方改革」一括法案から裁量労働制の拡大を削除する事態に追い込まれています。しかし、「究極の裁量労働制」である「高度プロフェッショナル制度(残業代ゼロ制度)」は断念していません。
国会と国民をだまして裁量労働制を拡大しようとした政権が、より過激な規制緩和である高度プロフェッショナル制度の導入をすすめることは許されません。
先人が求めてきたメーデーの起源である「8時間労働」の実現はいま重要な課題となっています。
9条改憲ストップ
9条改憲の動きが強まるもと、「9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」に取り組んでいます。安倍政権は森友文書改ざん問題や自衛隊イラク派兵日報隠ぺい問題などで追い詰められて、改憲のスケジュールの大幅後退を余儀なくされていますが、改憲への執念は捨てていません。
賃上げで景気回復
経済をめぐっては、実質賃金マイナス、非正規雇用の増大、格差と貧困の拡大がすすむなど、アベノミクスの破たんが明らかとなっています。最低賃金引上げ、すべての労働者の大幅賃上げで真の景気回復が必要です。
このような中、メーデーの原点にたって、くらしと平和を守るために行動しましょう。
当日は9時開場・9時30分開会。集会後、堺市役所までパレードします。
参加される方は職場ごとに参加確認票を記入し、4月20日(金)までに組合事務所に提出して下さい。