2月16日付
現在子どもは5歳9か月になりました。これまで見るテレビ番組は、笑点、ちびまる子ちゃん、サザエさんでしたが、最近、金曜日のドラえもんとクレヨンしんちゃんも楽しみになり、録画やDVDでも繰り返し見るようになりました。
おっちゃんになってから子どもと一緒に見ると、アニメに対する自分の感じ方にも変化がありました。
単に下品な幼児だったクレヨンしんちゃんがかわいくけなげに見えたり、昔はドラえもんの道具に魅せられていたのにのび太の甘やかされぶりに「これでええんかな」と首をかしげたり。
となりのトトロを見たときも、かつてうるさくわがままに映ったメイの全てが肯定的に見えたのでした。
また、プリキュアがなぜ1年で終わるのか、さまざまなグッズを欲しがる子どもの姿を見てその理由がわかるなど、大人の気付きもあったのでした。
ところで、日本小児科医会は、2004年に「テレビやビデオ、ゲームへの接触は1日2時間までにしましょう」「2歳までのテレビ・ビデオ視聴は控えましょう」と呼びかけているそうです。
テレビを見ることで、会話やかかわり合いが少なくなることによる言葉の発達への悪影響や、暴力映像、つけっぱなしによる集中力の低下などの懸念が理由のようです。
NHKの13年調査によると、2~6歳の幼児の日曜のメディア(テレビ、ビデオ、ゲーム、インターネット)接触時間は2時間44分。
小児科医会の呼びかけはありますが、多くの子どもが2時間以上テレビ等を見ている状況のようです。
楽しそうな子どもを見ると、一概にテレビはアカンとは言えませんが、見過ぎによるマイナスの影響も「そうやろな」と納得できます。自分と子どもが、メディアとどのくらいの距離感で何時間付き合うか、意識せなあかんなと、一緒に笑点を見ながら思うのでした。