所属団体や政党を超えて民主主義守れで広がる共同
(2月4日付)
1月31日南海中百舌鳥駅前広場で、「戦争法廃止! 堺総がかり行動実行委員会」が呼びかけた宣伝、署名行動が行われ、政党や団体、個人、信仰などさまざまな立場を超えて280人が参加しました。市職労からは5人が参加。
「平和安全保障関連法」は、「平和安全」と名が付いていますが、その内容はまぎれもなく戦争法です。また、憲法解釈を180度くつがえした閣議決定に基づいた違憲の立法は、内閣と国会による立憲主義の否定であり、断じて認められません。
戦争法に対しては、国会審議の段階で、法曹関係者や憲法学者などの専門家をはじめ、さまざまな分野の人びとから反対の声が上がり、世論調査でも8割が政府の説明は不十分としていました。全国の強い反対の声を国会内の数の力で踏みにじった採決は、民主主義を壊す暴挙であり、正当性を欠くものです。
31日の中百舌鳥駅前での行動で、呼びかけ人の日本バプテスト連盟堺キリスト協会の平良仁志牧師は「『剣をとって戦うものは、剣で滅びる』との教えがある。戦争法を何とかして廃止しなければいけない」とアピール。
堺市職労OBの巽さん(堺の図書館を考える会)は、子どもの「平和を守りたい」という詩を情感をこめて朗読。安保関連法に反対するママの会@大阪の中野さんは「9月19日の強行採決をテレビで見て、生まれて初めてデモに参加した。子どもたちに平和な世の中を手渡したい」と語りかけました。
SEALDs(シールズ)KANSAIの田中さんは「金髪の君へ」と友人への手紙を読む設定でスマホの原稿を片手に「世界は違わない。同じ空気を吸い、同じように食事をして、同じ時代を生きている。この危機をいっしょに感じて欲しいんだ」と訴え。
SADL(サドル)ののじまさんは「一部の政治家たちが危機を煽っているが、隣人は同じ人間。軍備拡張や核実験を同じ様に心配している。どれだけ真剣に平和主義の精神で外交の努力がされているのか。国のために棄てていい命などない」と呼びかけました。
民主党・森山元衆議院議員や社民党の川口高槻市議、堺市議会から非所属クラブの長谷川市議、ソレイユ堺の渕上市議、共産党の城・石本・岡井市議が党派を超えて参加され、熱く訴えました。
シールズの青年のリードで「戦争法はいらない」「919を忘れるな」「野党は共闘」とラップ調でのコールを行い行動を終えました。
一人でも多く署名を
堺市職労でも、2000万署名に取り組んでいます。成功の要は、それぞれの職場での幅広い取組みです。ぜひご協力の呼びかけをお願いします。