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繁忙期(春休み)休日窓口開設の本格実施について交渉

3、4月に各2回開設(2月3日付)

1月13日、市民生活部長、戸籍住民課長、国民健康保険課長、子ども家庭課長、労務課長出席のもと、繁忙期区役所休日窓口開設交渉を開催。

 執行部からは、社会福祉支部、市民支部、本部から5人が出席しました。

提案の概要

①開設日時 3月最終及び4月最初の土・日曜日9~12時(今回は平成28年3月26日(土)、27日(日)、4月2日(土)、3日(日))

②開設場所 各区役所

③実施業務 転入・転出など住民異動に伴う業務(市民課、保険年金課、子育て支援課)

提案趣旨

 春は、転入や転出、進学、引っ越しが多く、区役所窓口が混雑する。各区役所で特設窓口を開設することで、利便性が向上し、市民サービスの向上に繋がる。

 冒頭、市民生活部長より「年末までに説明しなければならなかったが、この時期になり申し訳ない」との発言がありました。

 交渉団は、「本格実施の趣旨については、これまで試行についても交渉を重ねてきており理解するが、市民サービス向上につながっているのか、今後も検証が必要であり、協議を求める」との基本姿勢を示したうえで、以下をやり取りしました。

○平日の窓口緩和効果

当局:この時期の平日の窓口混雑が劇的に緩和されたとは言い難いが、繁忙期窓口平均で1時間当り100件の利用があった。市民サービス向上という点では大きな効果があった。

○職員の振替実績

当:区により状況が異なるが、振替えが取得しにくいケースも見受けられ、結果的に時間外勤務となり、職員に負担がかかっている部分もある。

組合:この時期は、年度末年度初めで、ただでさえ忙しい。振替が取得できないのは仕事が多いから。人員体制など根本的解決が必要。

当:人員体制については、人事当局とも一緒に考えたい。なお、保険年金課はのべ200人出勤し、振替は41人、子育て支援課は同32人が出勤したが、振替取得率は半分以下である。

組:時間外縮減問題は喫緊の課題。職員の健康を守るためにもすぐに取り組んでほしい。

当:大きな課題と考えており、縮減に向けて取り組んでいく。

○繁忙期窓口の周知

当:ホームページに載せるなどするが効果は限定的。平日緩和も大きな目的であり、方法は考えたい。

組:市民目線の行政を進めることはやりがいがある。現状は件数が少ないが市民サービス向上のためにコストをかけることは必要。他の施策でもコストがかかるからといって市民サービスを切下げを行わないでほしい。

○業務内容

当:システムの関係もあり、現状は、住民異動に伴う業務以外の拡大は考えていない。

 最後に交渉団から、「人員体制につき、職場が大変な中、本格実施する。問題が生じたら直ちに交渉を」と求めて区切りました。