実施にあたり職員の事情を十分しん酌
休日勤務手当対応を確認(3月25日付)
新天皇の即位に伴う10連休中に臨時の窓口開設が検討されていることについて、執行部は3月18日に交渉を開催しました。
突如の窓口開設提案
新天皇の即位に伴う10連休については、昨年の参議院本会議で法案が成立し、12月14日に施行されました。
堺市では、2月15日付総務局長通知により、即位に関連する4休日を休日とし、「遺漏の無い対応」が求められていたところです。
ところが当局は、この時期に突如として「特例的に閉庁期間が長期にわたることを考慮し、各区役所の市民課、保険年金課、子育て支援課の三課について、5月2日の9時から12時まで、臨時の窓口開設を検討」と表明。交渉を申し入れてきたものです。
抗議し、整理を求める
執行部は、勤務条件の一部変更にあたること、現に出勤する職員がいることから労使合意で丁寧に進めることを求めたうえで、当局に対し「10連休は12月に分かっていた。なぜこのタイトな時期の提案となったのか」「正月やシルバーウィークでも特別の対応はしていない。今回だけなぜ?」と質しました。
しかし当局は、窓口開設の内容が、従来より実施している繁忙期窓口(転入にかかる手続き)であると述べたものの、十分に理解できる内容ではなかったため、交渉団は抗議のうえ、当局内部での整理を求めていました。
総務局長の表明を受け、区切る
これを受け、20日、総務局長から次のとおり表明がありました。
「天皇の即位の日及び即位正殿の儀の行われる日を休日とする法律(平成30年法律第99号)が施行され、平成31年4月30日、5月1日、5月2日及び10月22日が休日となりました。
これに伴い、ゴールデンウィークが10連休と長期にわたることを考慮し、特例的に各区役所の「市民課」「保険年金課」「子育て支援課」の三課について、5月2日の9時から12時まで、臨時の窓口開設を検討しています。
組合をはじめ職員の皆様には、ご理解、ご協力をいただきますようお願いします。」
また、十分な協議時間がない中での突然の提案についての見解をただしたところ、「今回の対応にあたり、庁内での検討に時間を要し、協議に十分な時間を設けることができなかったことについてお詫びするとともに、今後はこのようなことがないよう努めてまいります。」との表明がありました。
執行部はこれを受け、市民や職場への周知も必要であることから、交渉を区切りました。
職員の事情をしん酌、休日勤務手当を確認
なお、「10連休中であり、職員の窓口従事について職員の事情を十分配慮せよ」と執行部が求めたことに対し、当局は「各課の窓口業務については、必要最低限の人員で対応いただきたいと考えているところ。体制確保については職員のみなさんの事情をしん酌するとともに、ご理解を得ながら進めてまいりたい。5月2日は休日であり、午前だけの出勤となるため、振替ではなく、休日勤務手当対応となる」としています。