堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

堺市職労(堺市職員労働組合)ブログです。

繁忙期(春休み)休日窓口開設の試行について交渉

3、4月に各2回開設

(1月19日付)

 12月25日、市民生活部長、戸籍住民課長、保険年金管理課長、子ども家庭課長、労務課長出席のもと、繁忙期区役所休日窓口開設交渉を開催。執行部からは、社会福祉支部、市民支部、本部から7人が出席しました。

提案の概要

①開設日時 3月28日(土)、29日(日)、4月4日(土)、5日(日)9時~12時

②開設場所 各区役所

③実施業務 転入・転出など住民異動に伴う業務(市民課、保険年金課、子育て支援課)

 提案趣旨について当局は、「年度替わりの時期は、転入や転出、進学、引っ越しが多く、区役所窓口が混雑する。少しでも平日の混雑緩和に寄与すること、市民の方の利便性向上を目的として、休日窓口を開設したい」としました。

主なやり取り

○繁忙期窓口件数

組合:過去4回試行し、うち直近2年が4日間の窓口開設。その利用状況についてどのように考えているか。

当局:昨年度(26年度)は、年度末に寒い日が続き、大雨洪水注意報が発令された日もあり、一時間当たりの利用者は25年度比60件減少したが、平日緩和に一部寄与していると考えている。しかし、効果をはかるためにはあともう一年必要と考えており、来年度も試行としたい。

組:市民サービスにつながるという趣旨は理解する。しかし、件数は来庁者数と一致しない。例えば1人の方が、転入、印鑑登録、住民基本台帳カード作成手続きを行うと、各1件ずつ計3件となる。職場は要員管理による人員削減が進められている。土日に出勤し、平日振替を求められ、かつ繁忙期窓口の件数が増えないでは、職員の葛藤が相当ある。件数を増やす方法はどう考えているか。

当:広報さかいや市のホームページに加え、上下水道局にも開栓時に周知いただいている。

組:近隣市へ協力をお願いしていないのか。

当:検討していない。

○人員体制

組:休日は警備員が配置されていないため、危機管理的な面からより多数の方が出勤する必要があると聞く。効率的な人員配置も検討されたい。もちろん根本には、人員体制の問題がある。きちんとした体制になるよう、支部との協議をお願いしたい。

当:この点については改めて協議したい。

組:来年度は4月12日投票の予定で統一地方選挙があるが期日前投票とは重ならないか。

当:統一地方選挙は、4月5日告示のため、繁忙期窓口と期日前投票の日程は重ならない。組:4月は、異動や退職もあり、すぐに窓口従事できない職員もいる。繁忙期窓口従事直後に期日前投票や投開票事務もある。振替を取得できないのが現実。職員の健康問題を考えてもらわないといけない。また、試行にあたっては、平日の平準化の検証をしっかり行っていただきたい。

当:ご指摘の点も踏まえて対応したい。

最後に、交渉団から、「毎年試行ということにはならない。繁忙期窓口の将来像をきちんと考えていただきたい」と求めて交渉を区切りました。

※お詫びして訂正します(1月27日付)

 1月19日付記事中、交渉の前提である統一地方選挙告示日に誤りがあり、正しくは4月3日金曜日予定でした。

 執行部は当局に対して事実確認を確認したうえで、改めて体制確保を申し入れたところ「市民課、保険年金課、子育て支援課について、期日前投票と繁忙期窓口が重なる点については区長会議と企画総務課長会議にて周知徹底したい」としています。