堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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繁忙期の窓口開設、再協議

3月に2回、4月に1回開設

「ギリギリの状態、わかってほしい」

(2月14日付)

 繁忙期の窓口開設について、関係当局から再提案があり、2月7日に緊急で協議しました。

 当局側として、市民生活部副理事、戸籍住民課長、保険年金管理課長、子ども家庭課長、労務課長が出席。組合側からは、関係する市民支部社会福祉支部、本部の役員が出席しました。

再提案の理由

 もともと、このことについては、12月26日に協議し、3月24日(日)、30日(土)、31日(日)のいずれも午前9時から12時で開設することを確認していました。

 これに対し、当局から、再提案に至った理由について、「内部で調整する段で、4月の異動はないのかと意見があった」と明らかにされました。

再提案の内容

 これを受け、内容に関して、3月24日(日)を4月7日(日)に変更し、開設時間については当初提案通り、午前中でお願いしたいと、再提案がありました。

 4月7日の日曜日になった点については、「土日を比べると、日曜日の方が、市民ニーズが高いと判断した」と説明がありました。

試行で集積し、検証

 さらに、「データはないが、入学式前の3月中に手続きを済まされるというのは当然だと思うが、転勤や就学前の子どものいるケースといった場合、3月開設では対応できていないので、今一度、試行として、過去2回分に加えてデータを集積し、市民ニーズを把握したい。そのうえで、改めて協議させてもらいたい」と当局の考え方が示されました。

 また、開設回数について、「職員体制の確保から全部で3回にした」と説明がありました。

執行部から指摘、意見

 こうした再提案に対し、執行部は、次の点で指摘や意見表明をしました。

◆頭から反対ではない。どれくらい来所されるのかも興味がある。どういったやり方がよいのかデータを検証してもらいたい。

◆新たに3区で子育て支援課が設置されることもあり、振替については実態に見合った対応をお願いしたい。(この点について当局は、「前回と考え方は変わっていない。区独自で判断・対応してもらう必要がある」と答えています。)

◆4月は、退職、異動で、経験のない人が入る時期。教えたくても時間と余裕がない。小規模な区は、3回全部出勤するところもある。サービス拡充の一方で、理由がついているのかいないのか、人は減っていく。市民課は、9時から17時30分までにこなさなければならない。処理を遅らせると、色んなところで問題が起きる。年齢構成が高く、事務の継承ができていない。1か所に集約することもできない事務であり、こうしたことを要員管理で済ませてほしくない。十分わかってもらいたい。

◆現場の担当者が、「入学式前の3月が多いだろう」と予測をたてている。検証して返してもらいたい。

◆区役所の保険年金課は、全体的に時間外勤務が増えている。市民サービスを提供するのはマンパワー。相談内容は、複雑なものが多く、事務の継承が大きな問題。異動もあり、3回出る職員は特に大変。体制を何とかしてもらいたい。切に願う。

 こうした提起に対し、最後に当局が、「3月30日、31日と引っ越しもあるなかで、申し訳ないが、市民サービス向上のためにご協力をお願いしたい。いただいた話については、引き続き人事との間で話も含め、提案・協議させてもらいたい」と述べ、協議を区切りました。