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労組主導の賃上げを実現しよう 春闘後半戦へ

4月8日付

全労連は3月28、29日、東京都内で、単産地方代表者会議を開き、春闘後半戦に向けて賃上げへの職場の期待と要求を集約し、ストライキを構えて上積みを粘り強く求めていくための意思統一を行いました。

 

ストライキで賃上げ
 春闘前半戦の情勢を報告した黒澤幸一事務局長は、円安を背景に輸出大企業が満額回答を相次いで示す一方で、中小労組の賃上げは大変厳しく、二極化する傾向があると説明しました。
 2万円以上や4万円など5ケタの賃上げを引き出している組合の特徴として、「ストライキを構えてたたかった職場では、経営者にその対応を余儀なくさせ高い回答を引き出している。これを教訓にしていかなければならない」と語りました。
 中小企業の経営を圧迫する不公正取引の是正が必要だと述べるとともに、経営者に価格転嫁を諦めさせない労組の取り組みが重要だと強調。「黙っていても中小企業に賃上げが波及するなんてことはない。トリクルダウンは起きないということは、私たちがこれまで確認してきたことだ。しっかり労働組合主導の賃上げを実現しよう」と呼び掛けました。


賃上げへの期待高い
 JMITUは、賃上げに対する職場の労働者の期待は非常に強く、少数労組でも賃上げへの職場世論をつくる条件が十分にあると指摘。多数派労組が効果的な取り組みを行わない中で、機関紙やビラで職場世論をつくり、ストを行うことで、相応のベースアップや労働条件改善を実現させた取り組み事例を報告しました。
 そのほか、数年前から春闘で小規模なストライキを始め、成功体験を重ねながら徐々に取り組みを強め、今年、5ケタの賃上げを獲得したおおさかパルコープ労組の取り組みなどが報告されました。