堺に残る寺町を訪ねて
~人物でたどる奥深い歴史と文化~(11月9日付)
11月3日~6日まで開催された前期はお天気にも恵まれ、たくさんのみなさんが堺の寺町を中心とした文化財を楽しまれました。
堺秋季文化財特別公開の後期は11月11日(金)から13日(日)まで。後期のみどころは色々ありますが、その中でも初公開の長泉寺(新在家町)は注目です。
長泉寺は16世紀に十萬上人ともよばれた衆徳恩冏(しゅうとくおんけい)によって開かれた由緒の古い寺院。本尊の阿弥陀如来立像は鎌倉時代の作で、秀麗な微笑みを浮かべた青年のような美しいお像です。
堺市博物館の企画展「妙國寺の歴史と名宝を訪ねて」と連動した、妙國寺でのミニ講座(13日)や、ライトアップされた枯山水庭園や天然記念物の大蘇鉄を鑑賞しながらの「ライトアップコンサート」も、楽しみな企画。その他、南宗寺・天慶院・徳泉庵・海会寺・大安寺・開口神社など、堺の歴史の舞台となった寺社の文化財を楽しむことができます。
この週末は、チンチン電車に乗って、ぜひ特別公開におでかけください!呈茶も楽しめる共通拝観券(1,000円・1,500円)がお得です