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子育てなど日記 その2

8月17日付

 現在子どもは、5歳2か月。「旅行ごっこしよう。はい、パンツとシャツをかばんに詰めて。車はわたしが運転するから後ろに乗って。携帯と水筒とタオルは持ったの?」などと、遊びの設定が細かくなり、なかなかついていけない日々です。

 さて、先日、「20代『結婚したい』激減」という記事(毎日新聞)を目にしました。明治安田生活福祉研究所のインターネット調査(20~40代3600人)で、3年前に比べ、「できるだけ早く結婚したい」「いずれ結婚したい」との回答が、20代男性67・1%→38・7%に、女性が82・2%→59・0%に減少し、30代でも男性40・3%、女性45・7%にとどまり、いずれも前回比10%以上減でした。

 ネット調査という特性はあるのでしょうが、これほど割合が下がるとは・・・とおろおろしながら、その理由を見ると、男性では「家族を養うほどの収入がない」が最多、女性では「結婚したいと思える相手がいない」が最多でした。ちなみに、女性のうち、相手に年収400万円以上を望む割合が半数以上だったのに対し、実際にこの収入がある20代男性は15・2%、30代でも37・0%にとどまったとのことでした。

 恋愛に対して積極的ではない「草食系男子」という言葉が登場しましたが、その背景には、非正規労働者が4割に達し、25~34歳の女性の42・1%、男性の16・9%が非正規(14年)という世の中で、ダブルワークで恋愛どころではない人や、結婚どころか将来に希望が持たれへんわという人も多いことがあるんやろなと思いました。

 もちろん収入だけが原因ではないやろうし、そもそも結婚が唯一の選択肢という訳ではないでしょうが、「収入が低いことが結婚したいという意識に影響を与えている」という社会状況は残念です。

 自分の役割は、子どもに、普通に働いて普通に暮らせる社会を手渡すことだなと、スーパーで「これ買って」とせがむ子どもと薄い財布を交互に見比べながら思ったのでした。