睡眠確保 仕事が妨げ(12月5日付)
1日の平均睡眠時間が6時間未満の人の割合が、2003年の調査開始以降最多の約4割に達したことが、厚生労働省が公表した15年国民健康・栄養調査で分かりました。
睡眠時間が十分に取れない理由として、男性は「仕事」「健康状態」、女性は「家事」「仕事」を挙げています。
調査は毎年行われ、昨年は11月に実施(無作為抽出した5327世帯のうち3507世帯から有効回答)。
1日の平均睡眠時間は男女とも6時間以上7時間未満が最多(34・1%)。6時間未満の割合は07年(28・4%)から増加傾向で15年は39・5%となりました。
睡眠時間確保に必要なこととして、女性の最多回答は20代が「就寝前に携帯電話、メール、ゲームに熱中しない」、30代が「育児のサポート」、40代が「家事のサポート」で、男性は20~50代が「就労時間の短縮」を最も多く挙げました。
6時間未満の人の半数が週3回以上日中の眠気を感じていました。