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夏季闘争アンケート分析③ 時間外するも未申請多く 退勤打刻後に業務も

7月9日付

時間外について適正な申告ができていますか できている76・3%、できていない23・7%という割合になっています。「できていない」が2割超というのは決して低いものではなく、年代や支部を問わず同様の傾向が見られたことから早期の改善が必要です。

その原因は何ですか?
 「事前申請できていない」46%が最多。年代別では40代の64%、支部では保育所の66%が高く、サービス残業の大きな原因となっています。僅差の2位は「短時間だから」45%。とりわけ50代・60代以上では過半数の回答でした。3位「始業時間までの時間外」32%。朝早く出勤し、始業時間まで業務する人も多く、60代以上で50%、20代以下で45%の回答率となっています。性別では男性25%、女性41%と女性が高率です。4位「自分の仕事の進め方」19%。これは職位や支部に関係なく、全体的に一定の回答がありました。5位「時間外削減が通知された」については全体15%で男性26%、女性1%と性別による認識の差が見られます。

労働時間と申告が合わない要因は? 
 「退勤時打刻するが、未申請」49%が最多。これは20代以下を除く全年代で過半数支部別では職員、保育所で8割を占めました。2位「出勤時打刻するが、未申請」42%。年代が上るほど高回答率になり、60代以上では8割を超えました。3位「退勤打刻後に時間外」31%。若い年代ほど高回答率で20代以下では8割、支部別では建設合同が8割でした。申請をしづらい職場環境ではないか、と推定されます。
 時間外勤務手当は労働者として当然の権利であり、サービス残業については根絶が求められます。