堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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原水爆禁止世界大会に向け国民平和大行進を成功させよう

6月21日付

 5月東京・夢の島を出発した2016年国民平和大行進は、「核兵器のない世界」をめざし全国で取り組まれます。大阪では、6月30日に奈良から受け継ぎ7月7日まで大阪府下で取り組み兵庫県へと引き継ぎます。

71年前、核兵器を人類史上初めて戦争で使用し、現在も核兵器保有国であるアメリカ。オバマ大統領は、現職の大統領として初めて被爆ヒロシマを訪れ、「科学によって、私たちは海を越えて交信したり雲の上を飛行したりできるようになり、あるいは病気を治したり宇宙を理解したりすることができるようになりました。しかし一方で、そうした発見はより効率的な殺人マシンへと変貌しうるのです。現代の戦争が、こうした現実を教えてくれます。広島が、こうした現実を教えてくれます」と平和を希求するメッセージを発信しました。

第二次世界大戦堺市は、隣接する大阪市と軍需生産の上で密接な関係を持ち、造船工業など軍需産業が盛んで、一大軍需工業都市となっていたため、また、大阪の軍需工場の労働者に住宅を提供していたことなどから、昭和20(1945)年3月13日を皮切りに、6月(2回)、7月(最大)、8月の五次にわたり空襲(焼夷弾・爆弾・機銃掃射等)を受け、罹災した面積は約22万6千坪に達し、これは市域総面積の14%に当たり、旧市域の62%に相当する面積が焦土と化しました。この空襲で、死傷者約3千人、建物の全焼(壊)半焼(壊)は約1万9千戸、罹災者7万人を超える人的、物的被害を被りました。

「核のない世界」「戦争のない世界」を実現するのは世論と運動の力です。被爆国である日本国民の声と行動が核兵器廃絶の鍵にもなります。国連事務総長も日本国民の平和行動を称賛し連帯の意思を示しています。

昨年9月19日安保関連法制(戦争法)が強行採決され「戦争する国づくり」「集団的自衛権」行使の現実的な危機が強まっています。

同時に、立憲主義を取り戻す、日本国民が誇りとする憲法9条を活かす国民のたたかいが健在であることも、戦争廃止を求める署名の1200万という到達で示しています。

まさに、歴史を逆戻りさせようとする策動と、前に進める運動がせめぎ合っています。「非核3原則」を守らせ、非核平和の日本を実現するために、一歩でも二歩でも、だれもがいつでも加わることのできる真に国民的な共同行動、平和行進を成功させましょう。

堺の国民平和行進日程

〔幹線コース〕

7月3日(日)

 浜寺公園(14時20  分) ―石津太神  社―堺市役所(17時)

〔網の目コース〕

7月2日(土)

 大蓮公園入口(9時40分)―〔泉ヶ丘駅周辺行進〕―泉ヶ丘駅前で解散(11時30分)