6月20日付
きたる7月3日(火)61回目となる《原水爆禁止国民平和大行進》が、堺へ到着します。
国民平和大行進は1958年6月、被爆地広島から第4回原水爆禁止世界大会が開かれる東京に向けた行進として始まりました。
「歩く」という誰でもできる行動で原水爆禁止の願いを示す行進は、市民の共感をひろげ、100万人の大行進になりました。それ以来60年間、雨の日も風の日も、夏の暑さの中も毎年続けられる行動は、世界にも類を見ません。
今では、すべての都道府県と約1400自治体(市町村の8割)を通り、約10万人が参加しています。
8月、ヒロシマ・ナガサキに原子爆弾が投下されてから73年目の夏を迎えます。
いま世界は、核兵器の廃絶をめぐって大きく動いています。
6月12日、史上初となる米朝首脳会議では「非核化に向けた取り組み」が宣言され、世界中から注目をされています。
また昨年の7月7日、国連本部で、核兵器を違法化する「核兵器禁止条約」が122カ国の圧倒的多数の賛成で採択されたことも記憶に新しいところです。
このように被爆者の声に耳を傾け、核兵器の非人道性を告発し、廃絶を求める流れが世界中に広がっています。
しかし、米国やロシアなどの核保有国は、核兵器廃絶に向けた動きに反発・反対し続けてきました。
いま日本政府に求められているのは、戦争放棄の憲法9条と非核三原則を守り、核兵器全面禁止・廃絶の先頭に立つことです。
被爆国にふさわしい平和外交をおこなってこそ、アジアや世界の平和に貢献することができます。
堺国民平和行進
(網の目コース)
6月30日(土)
大蓮公園入口(9時40分)-(泉ヶ丘駅周辺行進)-泉ヶ丘駅前で解散(11時30分)
(幹線コース)
7月3日(火)
東京~広島の幹線コースの国民平和大行進は、6月30日、大阪入りし、府下各市を歩きながら、7月3日14時20分から浜寺公園 堺市役所の行進を行います。6月30日の網の目コース「泉北平和行進」と合せ、成功へご参加を呼びかけます。