堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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5月1日 堺メーデー・大仙公園

物価上昇上回る賃上げを 戦争法廃止・時短・待機児童…アピールしよう(4月11日付)

5月1日(日曜)、大仙公園の催し広場で、第87回堺メーデーが開催されます。安倍首相が主導する経済政策「アベノミクス」によるインフレ誘導で物価が上昇することによって市民の暮らしが一層厳しくなっている中、勤務労働条件、戦争法廃止等多くのアピールが行われます。

 「アベノミクス新3本の矢」として「GDP600兆円」「希望出生率1・8」「介護離職ゼロ」を目指すとされていますが、昨今のインフレ誘導によって物価が上昇する一方で賃金が思うように上がらず経済が冷え込んでいること、待機児童が多く、子どもを生んでも保育所に預けられない不安があること、保育士同様、介護士の賃金労働条件が抜本的に改善されないことなどから、アベノミクスを失敗と見る声は高まっています。

 また昨年9月に国会で可決し3月から施行された、いわゆる「戦争法」についても全国で反対運動が強まり「戦争法廃止2000万人署名」や「全国一律最低賃金時間額1000円への引上げ署名」に堺市職労でも取り組んでいます。

メーデーの起源

 毎年、5月1日はメーデー。なぜ5月1日がメーデーなのでしょう。

 労働者の国際会議(パリ会議、1889年)が、「ある決まった日に大規模な国際的デモンストレーションを組織し、これによってすべての国ぐに、すべての都市で、つらい仕事をしている勤労者が国家権力にたいし労働時間を、当時12~14時間が一般的であったのを8時間に短縮するための法律をつくることを要求し」一斉に行動することを決め、1890年5月1日に、多くの国の労働者がストライキや集会を起こしました。こうして「メーデー」がはじまりました。現在世界80か国以上で祝日となっています。

8時間労働には歴史

 堺市役所の一日の勤務時間は7時間45分です。労働者が起ち上がった行動と歴史があります。堺市役所からもメーデーの参加に職務免除が認められおり、「8時間は仕事のために、8時間は休息のために、あとの8時間は自らの自由のために」が合言葉です。

 例外と実態は別にして、法律上は1日8時間の規制がありますが、安倍首相は「働いた時間ではなく成果で賃金を払う」との美名で労働基準法を改正し、百年以上前に戻そうとしています。

 だからこそ、メーデーの原点にたって、働く者の声を上げましょう。

9時開場・9時30分開会。堺市役所までパレードします。参加される方は職場ごとに参加確認票を4月22日(金曜)までに提出して下さい。