今こそ時短の声あげよう
平和・原発ゼロ・貧困NO…アピールしよう
(4月9日付)
5月1日(金曜)、大仙公園の催し広場で、第86回堺メーデーが開催されます。安倍首相が、「世界で一番企業が活動しやすい国」をめざすとして、「残業代ゼロ法案・過労死促進法案」を提出したもとで、8時間労働を求めたメーデーの意義が増しています。
なぜ、5月1日メーデー?
毎年、5月1日はメーデー。なぜ5月1日がメーデーなのでしょう。
今から130年程前、1日の労働時間が12時間から14時間が一般的だった当時(1886年5月)、アメリカ・シカゴの労働者(1万1500の工場約35万人)が、一斉にストライキにはいり、多くの事業所で、1日8時間労働の協約を勝ち取りました。
その後、8時間労働の協約破棄という巻き返しが相次ぎましたが、アメリカの労働者が再び起ち上がります。これに呼応して、労働者の国際会議(パリ会議、1889年)が、「ある決まった日に大規模な国際的デモンストレーションを組織し、これによってすべての国ぐに、すべての都市で、つらい仕事をしている勤労者が国家権力にたいし労働時間を8時間に短縮するための法律をつくることを要求し」一斉に行動することを決め、1890年5月1日に、多くの国の労働者がストライキや集会を起こしました。こうして「メーデー」がはじまりました。現在世界80か国以上で祝日となっています。
8時間労働には歴史
堺市役所の一日の勤務時間は7時間45分です。労働者が起ち上がった行動と歴史があります。堺市役所からもメーデーの参加に職務免除が認められています。
当時、「8時間は仕事のために、8時間は休息のために、あとの8時間は自らの自由ために」が合言葉でした。
例外と実態は別にして、法律上は1日8時間の規制がありますが、安倍首相は「働いた時間ではなく成果で賃金を払う」との美名(それなら8時間規制は残したまま労働時間だけを短くすればいい話です)で、百年以上前に戻そうとしています。
だからこそ、メーデーの原点にたって、働く者の声を上げましょう。
9時開場・9時30分開会。堺市役所までパレードします。参加される方は職場ごとに参加確認票を4月22日(水曜)までに提出して下さい。