堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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さかい未来づくりサロンvol.8「ライフスタイルの変化と新しい地域づくり」

民間、行政合わせ66名が交流(3月15日付)

 2月12日(金)狭間副市長をゲストスピーカーに、さかい未来づくりサロンvol・8「ライフスタイルの変化と新しい地域づくり」が開催されました。当日は民間、行政合わせて66名が参加し、第2部の交流会と併せて活発な議論、交流をおこないました。

「心地よい空間」を

 狭間副市長は、サントリー不易流行研究所(のち次世代研究所)で調査・研究されてきた経験にもとづき、それぞれの世代の「気分」や「価値観」の違いから浮き彫りになったライフスタイルの変化について具体例をあげて解説。価値観やライフスタイルの変化をふまえ、既存のストックを活かして「心地よい空間」をつくることが、現代のまちづくりに求められる基本的な視点ではないかと述べられました。

「共立のまちづくり」

 「なら燈花会」「内子町のよもだ塾」「越後妻有アートトリエンナーレ」など各地の取組みから導き出される「共立のまちづくり」のポイントは、①現場にある課題の共有化、②取り組みの日常化・通年化、③プロセスの共有と支え合う仕組み、④経済的循環と担保であるとして、二分論を超えた官民の協働が成功の鍵を握るとされました。

 また、住民は単なる顧客(Customar)ではなく市民(Citizen)であり、依頼人(Client)であり、主体者(Subject)であるという視点で、公共性=行政という発想から脱却し、堺においても、住民の主体的な活動を「つなぐ・ひきだす・うみだす」役割を意識して、多様なかかわりをつくっていきましょう、と講演を締めくくりました。

活発なディスカッション

 グループディスカッションでは、5~6人のグループに分かれて、講演内容や堺のまちづくりについて意見を述べ合いました。限られた時間ではありましたが、実際に堺でさまざまな活動をしている市民のみなさんと、行政の各部署で仕事をしているメンバーが、具体的な取り組み事例や問題意識を出し合って活発にディスカッションをおこない、グループごとの議論の内容も全体で共有することができました。

 最後に、狭間副市長が提供してくださった著作「あなたの知らない妻がいる 熟年離婚にあわないために」などの抽選会もおこなわれ、場所を替えての交流会も大変盛り上がりました。

 次回の未来づくりサロンは5月に開催予定です。「こんな人の話を聞きたい」「こんなテーマを取り上げてほしい」といった組合員のみなさんの声もぜひお寄せください。