堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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中小企業家同友会・堺労連・堺市職労

「堺のものづくり×まちづくり」で

     活発に意見交流(12月17日付)

 11月29日、第4回目となる合同懇談会を開催、狭間惠三子副市長をお迎えしてお話を伺いました。中小企業経営者、民間労働者、堺市職員など47名が参加し、堺のまちづくりについて意見交換を行いました。 

 堺労連・坂元事務局長の開会あいさつでスタート。

 今回は狭間惠三子副市長に「堺のものづくり×まちづくり~さらなる飛躍に向けて」と題してご講演をいただきました。

堺のものづくり

 狭間副市長は、2022年は、千利休が堺で生まれて500年となることをご紹介された後、堺のものづくりについて、人口一人あたり製造品出荷額は9年連続政令市1位、企業本社流入数は政令市2位と、全国屈指の産業都市で、労働者人口の70%以上が中小企業労働者であることをデータで明らかにしました。

 また、中小企業の課題解決に向けた取り組み、「水素エネルギー、健康寿命延伸など新成長分野にビジネスチャンスが転がっているかもしれない」「産業の持続的発展に向けて、どう人材確保をしていくか、中小企業の足腰を強くするか、強みを活かして発展していくか、を考えていきたい」と述べられました。

堺の観光とまちづくり

 さらに、堺の観光とまちづくりについて、「定住人口が減る中で交流人口を増やすことによって地域を活性化させる。観光関連産業はすそ野の広い産業」「2017年は堺市内ホテルの外国人宿泊者数は24万人、観光ビジター数は1000万人を超えた」として、百舌鳥・古市古墳群世界遺産登録実現に向けた取り組み、ゴールデンスポーツイヤー、フェニーチェ堺の誕生、茶の湯まちづくり条例制定、堺W1グランプリ、高野町との連携による欧米豪の観光客誘致などの取組みを紹介、「1600年の重層的な歴史文化を活かしたい。文化のないところに人はいかない」「市民が堺の魅力に気づいて誇りに思ってもらうきっかけになるのが、歴史文化を活かしたまちづくり。皆さんとご一緒に関西・堺を盛り上げていきたい」と述べられました。

 グループディスカッションでの様々な意見交流・発表をうけ、副市長からもコメントをいただき、中小企業家同友会南ブロック・藤田さんのごあいさつで懇談会を終了しました。

「こんな機会が大事」

 参加者からは「市民参画の中で、将来の堺のグランドデザインをつくっていくことが大事」「まちをつくるのは人、との副市長の言葉に共感」「このような機会を多くつくっていくことが市民の理解につながっていくと思う」などの感想が多数寄せられました。