最賃署名スタート学習交流会（2月17日付）
大阪労連は９日、２０１６年度の最低賃金引き上げを求める署名スタート学習会交流会を開催しました。 学習会では、全労連賃金公契約対策局長より、この間の最賃をめぐる政府の状況や各地の取り組みとともに、日本の最賃額が欧米諸国と比べても低いことや地域間格差によって最賃の低い地域から人口流出が顕著になっていることなどが報告されました。
交流会では、「最賃闘争を進めるために、率直に時給１０００円、１５００円が高いのか安いのかという学習から始めたい。自治体の高卒初任給にも関わってくる。戦争法と賃金の問題を、貧困をキーワードに進めていきたい」（自治労連）
「春闘で全体の底上げを実現し、時給１０００円未満をなくしたい。政府の貧困大国づくりはやめてほしい。『パートなめんな！最賃１５００円デモ』を開催予定」（生協労連）
「２月３日に最賃引上げとともに中小企業支援を求める団体署名を持って、商工団体に要請行動をした。消費購買力を上げなければ経済が回らない、という点では経営団体とも一致する。最賃引上げの世論を広げていきたい」（全国一般）などの発言がありました。
大阪府の最低賃金は、８５８円です。この間の運動によって引上げられてきましたが、ワーキングプア解消には遠く及ばない水準です。
堺市でも短期臨時職員の賃金が８８０円にとどまるなど、賃金の底上げのためには、最低賃金の抜本的な改善が不可欠です。
堺市職労も「全国一律の最低賃金制度を求める国会請願署名」を、３月末までに取り組みますので、みなさんのご協力をお願いします。
