堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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おぎのみくす(5)(6)

堺東駅前でじごくのそうべえ

(2月3・4日付)

 現在子どもは、4歳8か月。保育所での「ケイサツ(生活)発表会」を楽しみにしていて、言われるたびにドキッとする毎日です。

さて、話を本題へ・・・

 秋に5歳からの持病である腎臓病(ネフローゼ)再発により入院。この病気は、血液からおしっこをつくる臓器である腎臓が働かなくなる病気で、普段は血管から漏れないはずのたんぱく質が尿に出てしまいます。治療は、ステロイド製剤を大量服用し、長期間に少しずつ減量します。幸い、現在は寛解状態に至っています。しかし、薬の副作用で顔がふくれ、上方落語家に転身された元芸人に似ていると言われ、何となく不本意な日々です。

 さて入院中、退院後の日常生活を送るにあたって、運動制限が必要なのか医師に指示を仰ぎました。すると、運動制限を課していたのは昔の話で、現在の治療方針は「普通に生活しつつ、無理しないように自分でコントロールしていくこと」と教えていただき、「病気は、医師の指示で療養すると思い込んでいたけど、どうするか自分で考えなあかんねんな」と気付きました。

 そんなある日、ステロイド服用による眼への影響がないか堺東駅前の眼科を受診。待合室で女性雑誌の健康特集を見ると、「副腎疲労」「自律神経」「免疫力」「冷え・温め」というキーワードが目に飛び込んできました。

 気になったので調べてみると、①自律神経(交感神経・副交感神経)、②免疫、③代謝は密接に関連しており、それらに悪影響を与えるストレスに対抗するホルモン(アドレナリン、コルチゾール)は、副腎が生産し、長時間労働や不規則な生活により、ストレスに直面すると、ストレスホルモンが増加して身体がスクランブル状態に。その影響で、高血糖、高血圧、免疫抑制、冷えなどが引き起こされ、内臓疾患につながる、とのこと。過労やストレスが身体に悪いっていうのはこういうことかときょろきょろしたのでした。

 ある日ラジオを聞いていると、「ワークライフマネジメント。人生において何が大事か、時々で重点配分を決める」(佐々木常夫氏)という言葉がありました。

 「やりたいことややらなあかんことはいっぱいあるけど、ストレスや時間など身体には限度があるとわからなあかんな」と今さらながら共感。

 ところで、水や食品、アロマ、ヨガ、サプリ、石やグッズ、建築材料、岩盤浴などが「リラックス」「肌荒れに効く」「運動不足解消」「腸内環境を改善し免疫力高める」「活性酸素を消す」効果があるとする記事をよく目にするように、健康への関心は高い状況です。医薬品の市場規模は約10兆円、サプリメント健康食品は1兆5千億に達しているそうです。

 こうした商品は対処療法にとどまるものから根本原因解消に効果的なものまでいろんな段階があります。見極めには「ワークライフマネジメント」など働き方や生活の現状を客観的に把握することが大切ちゃうかと感じました。ちなみに日本の医薬品市場規模は世界第2位。1位は、無保険者が社会的問題となっているアメリカというのは示唆的です。

 いま安倍首相は、毎年度の社会保障費を小泉政権時代をはるかに上回る5千億円規模で削減中。一方で「世界一企業が活動しやすい国づくり」として、今国会にも「残業代ゼロ」法案を上程しています。これは企業から残業を減らす動機を奪うもので、「ストレスや過重労働を増す環境を準備し、かつ医療や介護・子育てについてより厳しい状況にしますよ」とちぐはぐです。

 眼科で麻酔目薬をさして眼球をグリグリする検査をされ、その帰りによろよろ歩きながら、「今は残業とか深夜営業、ダブルワークとか働く環境が厳しいけど、『夜10時には寝ることが客観的に可能な社会をつくる』など、自分でもどんな社会や制度をつくりたいのか考えなあかんな」と目線を遠くしましたが、瞳孔が開いていて何も見えなかったのでした。