投開票事務に従事された皆様、お疲れさまでした。
「オール大阪」の共闘 貴重な経験を築く
(11月24日付)
大阪府知事・大阪市長ダブル選挙は22日、投開票されました。大阪府知事選挙では、無所属新人の栗原貴子氏(前自民党大阪府議)が奮闘しましたが及びませんでした。当選は現職の松井一郎氏(大阪維新の会幹事長)でした。
再び持ち出し
私たち堺市職労も参画をする「明るい民主大阪府政をつくる会」(略称・明るい会)は栗原貴子氏を、また私たちの友誼団体である「大阪市をよくする会」が柳本顕氏(前自民党大阪市議)を自主的に支援することを決定し、「異質で危険な橋下『維新』政治に終止符を打ち、大阪に民主主義と住民自治を取り戻そう」と全力を挙げました。
「大阪維新」は、5月の住民投票で否決された大阪市を廃止・解体する「大阪都」構想を再び持ち出し民意に挑戦。暮らし予算を削減しながら「改革」者を装い、納税者の代表かのように描き「水と油の自民党と共産党が組んでいる」と反大阪維新共同「オール大阪」の分断に躍起となりました。
「明るい会」「よくする会」は堺市など「反大阪維新」の自治体で国保料値下げなど市民要求が実現していることを示し「維新の独裁政治を許さない『オール大阪』の共同が未来を開く」と連日の宣伝行動などを繰り広げていました。
「対立」から
「共同」へ
当選をした大阪維新の会陣営は4年の任期中に再び大阪都の賛否を問う住民投票の実施を目指す方針。しかし、大阪府・市両議会は非維新勢力が過半数を占めている状況に変わりはなく、これまで都構想論争に時間を費やしてきたことを繰り返すことに繋がりかねません。制度論をいつまでも議論できるような余裕は到底、大阪にはなく「オール大阪」陣営が掲げた「対立」から「共同」が今後も求められます。