堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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さかい未来づくりサロンvol.5

「官民協働の堺東のまちづくりをめざして」

2月16日(月)18時30分~本館地下一階

講師:矢本憲久さん(堺東駅前商店街協同組合代表理事

(1月23日付)

 昨年2月の第1回から約1年。

 2月16日開催で第5回目となる「さかい未来づくりサロン」には、堺東駅前商店街協同組合の矢本憲久さんを講師にお迎えし、活動の原点や今後のビジョン、市民協働の取り組みなどについてお話をお伺いします。

ガシバルなどで楽しい街づくり

 商店街の清掃活動を契機に、若くして同商店街の会長に就任された矢本さん。

 以降、自転車マナーアップキャンペーンやすっかりおなじみのガシバル(堺東まちなか逸品バル)、ガシ横マーケットなどで楽しい街づくりをめざして活発に活動しておられます。

前回サロンは「コミュニティ」

 去る10月9日に開催した第4回さかい未来づくりサロンは、木工房「あをい屋」で指物大工を営む辻大樹(つじだいき)さんとあべのハルカス近鉄本店で縁活事務局を務めておられる豕瀬利之(いのせとしゆき)さんをゲストスピーカーに迎え、終了後の交流も行いました。

「やりたいことできる空間づくり」

26歳の辻さんは学校で建築・インテリアを勉強、就職先が見つからない中、起業を決意。アルバイト先の縁で堺の旧市街地とかかわり、綾ノ町東商店街の空き店舗を借りることに。

「旧市街地は、本当に『濃い』人が多い」と辻さん。まちづくりに熱心に取り組む人たちと交流する中で、シャッター通りになっている綾ノ町東商店街を人々が集まる空間に変えたいという想いを持つようになりました。

「商店街の活性化といいますが、人を呼び込むだけではなく、商店街で育った人が外に出て成長してまた戻れるような場所に」「自分がやって面白いことを」と、想いを語られました。

 辻さんが自ら町家を改装した「あをい屋」は、若者が気軽に立ち寄れる場。音楽イベントや流しそうめんなど、ユニークなイベントの中心になっています。

「自分のような、やる気はあるのにうまくいかないという20代の人たちがよく来る。そういう時に、何かできるんじゃないか、というきっかけづくりになるような、身近でやりたいことがやれるような空間づくりが目標」とコメントされました。

ハルカスに「街ステーション」

「縁活」は、あべのハルカス近鉄本店内のコミュニティスペースを「街ステーション」と名付け、市民団体の活動拠点として提供し、常時、様々な催しを開催するというプロジェクトです。百貨店初のチャレンジプログラムとして、現在、およそ300の市民団体と160のボランティアが集まり、新しい出会いや交流を生み出しながら、数多くの魅力的なコンテンツを発信しています。

 事務局は豕瀬さんをはじめとした近鉄百貨店社員とstudio‐Lのメンバーで運営。プログラムに関する準備・調整、地域との連携、事務局企画、ボランティアのマネジメントなどを担います。

 豕瀬さんは「『縁活』らしいコミュニティとは、世間や百貨店に一目置かれるもの、つまり他と差別化できるもの、イベントでは出来ないもの、継続性のあるもの」と述べられました。また「新しいコミュニティづくりとは?」「『縁活』はどこに向かうべきなのか?」という悩みもあるということですが、近鉄本店の来店者増にも影響を与えているのは間違いなさそうです。

お気軽にご参加を!

 第5回目となる「さかい未来づくりサロン」。

毎回、多くの職員や管理職のみなさん、民間の事業者のみなさんなど、多彩な方々にご参加いただいています。また、終了後の場所を変えての交流会も好評です。

 みなさん、ぜひお気軽にご参加ください。