堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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さかい未来づくりサロンVOL5「官民協働の堺東のまちづくりをめざして」

さかい未来づくりサロンVOL5

~庁内外から72名の参加~

(2月19日付)

 16日、堺東駅前商店街協同組合代表理事の矢本憲久さんを講師にお招きした「さかい未来づくりサロン」に、組合員・職員や民間事業者、民間企業にお勤めの方々など72名が参加し交流しました。

「とにかく楽しくやる」

 矢本さんは、6年半前に堺東商店街で起業され、3年半前から、毎月続けている商店街の清掃活動を始め、それをきっかけに会長を引き受けることになり、さまざまな活動も始められました。現在44歳の矢本さんは、これらの活動について「楽しくやらないと続かない」といいます。40歳代の若手商店街会長はご自身も「今まで見たことがない(笑)」と言いますが、「20代、30代の人がもっと出てきてほしい。まちづくりは世代を超えてみんなで」とも。

 起業されたころはまだ「堺のことを考えていなかった」という矢本さんですが、活動の中で「堺大好き、堺東大好き人間になっていった」そうです。そして少子高齢化社会の中で弱者にやさしい、安心できる商店街にしたい、と熱い想いを述べられました。

ガシバル参加店舗倍増

 商店街の活動は夏まつりやまちあるき、そしておなじみ「ガシバル(堺東まちなか逸品バル)」など多彩。

 特にガシバルは4年前の12月に第1回目を開催、前回(第6回)の参加店舗は初回と比べると倍増しています。ちなみに今日(19日)から第7回がスタートします。(21日まで)

「同じことをやっているだけでは退化するだけ。新しいものを取り入れて」と始めたガシ横マーケット(毎月第3日曜)には物販や遊びのコーナーに子どももたくさん集まり、1000人~3000人の人で賑わいます。「三世代交流で人の温かみを知ってほしい」という矢本さんの強い気持ちが伝わります。

 矢本さんの、市、公社、駐輪場、商業者の協働ですすめる自転車マナーアップキャンペーンについてのお話や、「民」と「公」の歩み寄りやバランスの大切さ、信頼関係の重要性のお話に、あらためて協働への認識を深めました。

 矢本さんが最後に述べられた「将来、自分の店の前で将棋をさして、近所の子どもらがゴミをほったら怒るようなじいさんになれたらいい。子や孫に『何してたん?』と言われないようなまちづくりをしたい」との言葉に重みを感じました。

グループディスカッションが好評

 講演の後のグループディスカッションは、短時間でしたが「もっと時間が欲しかった」「交流の時間があって良かった」との感想が多数寄せられました。

 ほかにも「地元でがんばっている方から・・・語っていただいたので堺市の職員として市民の一人として大変うれしく思いました」(職員)、「これからの堺市を考えるとき、このような会が必要です」(民間)、「組合がまちづくりに取組むようになり、このようなサロンを開催することは大変いいことで、若い職員に参加してもらいたい」(職員)との感想も寄せられました。

「地域づくり」「仕事」「生き方」について語り合い交流し、各分野の専門家や実践者などを講師に迎えたセミナーなどを行う「さかい未来づくりサロン」。

 次の企画にも多くの組合員・職員のみなさんのご参加をお願いします。