3月1日から
普通運賃&通学定期
(2月18日付)
1月29日、泉北高速鉄道と南海電鉄は運賃値下げを発表しました。
値下げに至る経過
泉北高速鉄道の株式は、大阪府などが所有していました。13年11月、松井大阪府知事が米投資ファンドを売却先にすると発表。
ただちに、売却利益を沿線住民に還元するように自治連合協議会、和泉市議会や沿線三大学が要望。また、住みよい堺市をつくる会南区地域連絡会は、松井知事に対し緊急要望書の提出や緊急署名宣伝行動、住民集会に取り組み、堺市議会も、府と府議会に「白紙撤回」決議を賛成多数で可決するなど、短期間ながらさまざまな運動が取り組まれました。
松井知事は「本当に稚拙、幼稚」などと堺市議会を批判。決議の受け取りも拒否するなど、沿線住民の思いと大きくかけ離れた対応に終始しましたが、13年12月議会で維新の会からの反対者4人が出た結果、賛成51、反対53で米投資ファンドへの売却案は否決。再検討の結果、南海電鉄に売却されました。
値下げ概要
値下げ対象:南海・泉北連絡乗車券(例:光明池~三国ヶ丘)→80円の値下げ(現行20円割引を100円割引に)
泉北線内通学定期旅客運賃25%割引(現行60%割引を70%割引に)
対象外:定期乗車券
廃止:南海・泉北連絡回数券(普通乗車券の方が安い区間多数発生のため。)
定期運賃と普通運賃に逆転のケースも
今回の南海・泉北連絡普通旅客運賃の値下げに伴い、両社は、南海・泉北連絡定期券よりも普通乗車券を利用したほうが安くなる場合があるとしています。
具体的には、週勤務が5日未満の職員(交代制勤務を除く)については、通勤手当規則により、週4日勤務の場合、往復運賃×月18日勤務として支給されることとなり、3月支給分から通勤手当が減額となりますのでご注意ください。