大阪でもシンポジウム
(11月13日付)
過労死、過労自死を国の責務で防ぐ「過労死等防止対策推進法」が11月1日に施行されました。
勤労感謝の日に合わせて、同法では11月を防止啓発月間と定めており、今年が初の月間となります。行政・民間をあげた啓発活動や大綱の策定作業などが本格化する見通しです。
過労死等防止対策推進法は、防止対策を計画的に進める大綱作りを国に義務付けており、遺族と労使の代表者と専門家で構成する推進協議会から意見を聴いて、案を作る必要があります。
厚生労働省は近く推進協議会のメンバー20人の人選を固め、年内にも初会合を開く方針です。来年6月までの策定を目指しており、すでに同省内に専門部署を設置しています。また、啓発月間では初めての取り組みとして、11月14日に同省庁舎内で遺族や弁護士らが出席するシンポジウムが開催されます。
民間では、過労死防止法の制定を求めて55万人以上の賛同署名を集めた遺族や弁護士らのグループが、10月29日に「過労死防止全国センター」を設立しました。来年1月までに全国25都道府県で、過労死問題の現状と課題を考えるシンポジウムを開催する予定です。大阪でも、11月20日(木)に「過労死等防止啓発月間シンポジウム」が開催されます。大阪労働局と大阪府が後援となり、労働組合としてはナショナルセンターの枠を超えて、連合大阪、全労協、大阪労連が挨拶をします。是非、ご参加ください。
あなたとあなたの大切な人を守るために
過労死等防止啓発月間シンポジウム
【日時】11月20日(木)18:30~20:30
【場所】エルおおさか南館5階ホール
【内容】大阪労働局から挨拶
各労働組合から挨拶
「過労死を考える大阪家族の会」からの訴え
基調講演、基調報告
【主催】過労死防止大阪センター(準備会)
【後援】大阪労働局、大阪府
【問合せ】NPO法人 働き方ASU-NET
info@hatarakikata.net