宇宙から考える”地域と日本”
9月27日(土)~28日(日)に開催
(8月20日付)
「第12回地方自治研究全国集会in滋賀」が9月27日(土)~28日(日)で開催されます。27日12時45分から全体会、17時30分からはナイター講座。28日9時30分~15時30分は25分科会。
記念講演は、福島で原発難民となった宇宙飛行士の秋山豊寛さんです。13年8月3日付けのジャパンタイムズ紙で、地震の翌日に福島の自宅を離れた事について、秋山さんは「私は、ジャーナリストとして、86年のチェルノブイリの事故の5年後にその件のレポートをしていますし、79年のスリーマイル島の事故の時もレポートをしています。だから、アメリカ政府、ロシア政府が何を行ったかよく知っていました。私は、過去日本政府が原子力関係の事故が起きた時にどのようにそれを扱ったかを本で読んでいました。緊急事態が起きたとき、当局は法と秩序を維持することに腐心します。それは、『原子力ムラ』を生存させ続けると言う意味での秩序だったわけです。私は本能的に政府当局が守ろうとするものを知っています。だから私は政府を信用しないのです。当時、私にとって最大の情報は、アメリカのオバマ大統領が在日アメリカ人に対して、福島第1原発から半径80㎞以上の遠くに避難することを命じたことでした。それ以外に信用できる情報はありませんでした」、また、「原発は、最後には止まると思います。その結果をつくるためには、一般市民が脱原発の意思を発し続けることが必要です。回り道のように思われますが、それが唯一の方法なのです。私は多くの人々が脱原発を諦めていないことに希望を持っています」と語っています。貴重な講演になるのではないでしょうか。
基調フォーラム(公開討論会)は、「憲法をいかす地域、日本をどうつくるか?」。
27日17時30分からのナイター講座では、第1テーマは「暮らしの基盤を確立し、安全・安心で環境にやさしい地域をつくる(岡田知弘 京都大学教授)」、第2テーマは「人間らしく生きるために、社会保障を充実する(芝田英昭 立教大学教授)」、第3テーマは「暮らしを支え、自治を育み、住民本位の自治体をつくる(二宮厚美 神戸大学名誉教授)」で、聞きたい内容が盛りだくさんです。
27日17時30分から、全国の青年が交流する企画があります。
地域経済、食の安全、原発0、再生可能エネルギー、介護保障、地域医療、道州制、民営化など、25の分科会と2つの現地分科会については8月20日付本紙裏面を参照してください。
感想レポートをお寄せいただいた組合員については、参加費などを補助しますので、組合書記局まで裏面の申込用紙を提出してください。なお、保育所もありますので、ご利用ください。