職場・職種別交流集会
(6月25日付)
6月20日~21日、第18回衛都連職場・職種別交流集会が大阪市内で開催され、176人が参加しました。
元日弁連会長の宇都宮健児さんより、「安倍政権の暴走と自治体・自治体職員の課題と役割」と題して記念講演をうけました。
宇都宮さんは貧困問題を解決するには、「最低賃金制度の確立など、普通に働けば人間らしい生活のできる労働政策。失業・病気で働けないときも人間らしい生活のできる社会保障、富裕層に対する課税の強化と富の再分配の課題の実現が必要」だと強調されました。
続いて、特別講演として京都府職員労働組合書記次長の木守保之さんから京都地方税機構の現状、問題点についてお話しいただきました。
見切り発車による事務的な矛盾や労働条件・執務環境で差がうまれていることを報告。納期限が過ぎたものをすべて機構送りすることで、市町村で徴収のノウハウの蓄積がなくなっていることを指摘されました。
21日には、大阪社保協事務局長の寺内順子さんが講演。「役所が忙しくなっているのは困りごとをもった人が多くなったことの裏返し」。社保協の電話相談などの事例も紹介しながら、「困った人がいたら自治体は助けてほしい。自治体労働者にとっても、市民にとってもええ仕事をやっていきましょう」と結ばれました。
その後、福祉や税・教育など11分科会に分かれて、職場でかかえている問題について交流・討論を行いました。