堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

堺市職労(堺市職員労働組合)ブログです。

府が「プラス人勧」の遡及実施を回答

継続したたたかいで、「非常勤の報酬月額引上げ」、「独自カット大幅圧縮」の前進的成果も

(2月4日付)

 大阪府職労は、1月17日の団体交渉で「府人勧にもとづく給料表の改定と地域手当の支給割合の引上げ(11%)を平成26年4月から実施したい」との考え方を引き出しました(1月21日付本紙既報)。しかし、その後も13年4月に遡って実施するのが「当たり前」との要求を掲げ、たたかいと交渉を継続し、1月29日には決起集会・デモを開催するなどたたかいを強化しました。

 その結果、1月29日に最終回答が示され、「昨年4月に遡っての賃上げの実施」には至りませんでしたが、1月17日回答を変更させ「13年12月1日遡及実施」との回答を引き出しました。

 13年12月1日に遡及することによって、12月の一時金にも反映することとなり、差額が支給されることになります。

 また、職員の給与引き上げに伴い、再任用及び非常勤職員の報酬月額が引き上げられます。非常勤特別嘱託員で月額9670円増、非常勤若年特別嘱託員で月額13770円増など、これまでの要求が一定実を結ぶ結果となりました。

道理なきカット延長、カット額は圧縮

 賃金カットについては、現行のカット率(非管理職で9~3%)を4分の1以下(同1・9~0・7%)に大幅に圧縮したものの、不当にも1年延長を強行しました。府財政は6年連続黒字決算となり「貯金」とも言うべき財政調整基金は、平成33年度の積み立て目標額(1450億円)を超え、今年度末で1499億円となることが見込まれていることからも、極めて不当ですが、「たたかったからこそ」道理なき賃金カット額を大幅に圧縮さることができました。長い停滞を打開した大阪府でのたたかいに続き、すべての自治体で賃上げの実施を迫る運動を強めましょう。