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下水道管理事務所一部委託問題

関係職場5団体で要請書提出

拙速に委託せず誠意ある協議を

(12月18・19日付)

 12月16日、堺市職員労働組合現業労働組合、建設合同支部、職員支部、下水道労働組合の委員長連名の要請書を、木田上下水道事業管理者へ提出。

 提出には、田中委員長をはじめ下水道労組執行部のほか、荻野書記長、佐野職員支部書記長が参加。当局は、上田上下水道局理事、佐藤下水道部長が応対しました。

 下水道管理事務所は、現在3カ所(美原、竹城台、出島)設置され、日常の維持管理や苦情要望の対応を行っていますが、当局は来年度から美原下水道管理事務所について、日常の維持管理について一部委託を行い、他の管理事務所についても順次委託を行うとしています。

 要請にあたり、田中下水道労組委員長は、▼管理事務所の業務は、直接市民と接する重要な仕事であるにも関わらず、一部委託提案は考えられない、▼下水道部からの提案の仕方は、これまでの交渉経緯を踏まえているとは到底受け止められない。労使の信頼関係を損ないかねないとし、「本日、公共施設の維持管理の第一線を担っている関係職場5団体と連名で、美原下水道管理事務所の来年4月からの一部委託を取りやめるよう要請します。上下水道局として誠意をもって対応いただくよう求めます」と指摘。

 上田局理事は、日頃、市民の安全安心の確保に向け従事していただいていることに謝意を述べつつ、「要請書の中身について、いただいた意見を踏まえ管理者に伝える」「局として、誠意をもって対応してまいりたい」と応じました。

 下水道管理事務所の日常業務は、苦情要望の現場確認、水利組合・地元自治会や関係部署との調整、水路や管きょの修理・改良の判断など、多岐にわたっています。

 こうした業務を拙速に委託してしまうと、多くの懸念、問題があると下水道労組は指摘しています。

 しかし当局は、来年度からの実施に固執しています。今後、関係支部とも連携しながら、しっかりと協議していくことを求めます。