堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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安全、安心の医療・介護の実現のための夜勤改善と大幅増員を求める請願署名

5・28国会議員要請・署名提出行動に

全国から271名が結集

(6月7日付)

 自治労連医労連全大教の3単産による「安全、安心の医療・介護の実現のための夜勤改善と大幅増員を求める」国会議員要請・署名提出行動が5月28日開催され、堺病院からも2名が堺市職労で集めた1398筆の署名を持って参加しました。

 この間、全国各地で取り組まれた夜勤改善、人員増の取り組みの運動交流と国会議員への要請行動に、3単産から271名が結集。自治労連からも10地方組織27名が参加し、この間集約された署名を国会議員に提出しました。

 開会にあたり、あいさつに立った日本医労連の山田眞巳子委員長は、橋下維新の会共同代表の慰安婦発言に触れ「13日の発言以降、メディアの態度が大きく変わった。橋下氏はこれまでも高齢者、生活保護受給者、公務員に対し人権無視の発言を続けてきた。これに対し、メディアは擁護を続けてきたが、ここにきて批判に転換したのは、国民世論が大きく広がってきた結果。正しい運動のもと社会は必ず変わる。本日、この間取り組んできた署名を国会議員に提出する。行動し続ければ必ず変化はおこる。私たちは、08年に医師養成数の増加、09年に介護士の処遇改善交付金、11年に5局長通知の発出をさせてきた。署名を開始した頃は夜勤の有害性についてほとんど知られていなかった。それが今ではマスコミも取り上げ有害性が知られることとなった。これも、私たちの運動の成果であることに確信を持とう」と訴えました。

 各団体からの報告では、戸田全大教病院協議会幹事は「名簿とチェック欄を記載した封筒で署名を職場配布、回覧したら、あっという間に1000筆以上集まった。労働者も管理職も一致できる要求だからできた」と発言しました。

 自治労連からは豊橋市職労の小山悟さんが発言し「豊橋市民病院も看護師不足が始まっている。夜勤一ヶ月に10回もある。東三河には4つの病院があり、全医労と自治労連で街頭署名を行っている。毎回、署名行動の後は30分ほどのデモをしているが、先日、名古屋TVが放映してくれた。愛知の署名目標は41000筆、今後も頑張っていく」と発言しました。

 北海道医労連の鈴木副委員長は「この間、独自に必要な看護師数を算定したら200万人足りない結果となった。署名の拍車となった。札幌の地下歩行路で署名を取り組んだら一回で1334筆集まった。毎回、ハンドマイクで訴えながら行動すると、たくさんの市民が協力してくれる。看護師の増員は待ったなしの緊急課題」と発言しました。

 集会には、署名の紹介議員も参加し、社民党自民党共産党の各国会議員が挨拶にかけつけてくれました。この後、参加者は衆参両議員への議員要請行動を元気いっぱい行いました。

 行動のまとめの全体集会では、5月26日に300人が集まり開催されたドクターズデモンストレーションのとりくみが報告され、TPP問題、被災地復興などについて、医師会からは「公的医療保険はTPPの対象外と政府は言うが、とても懸念している」、弁護士会は「国保滞納者が2割に及ぶという国民の生活状況は、すでに待ったなし」など発言が相次いだ場面が、報告されました。

 集会まとめのあいさつを全大協の森田副委員長が行い、集約された署名が43万を上回ったこと、394名の議員に対し要請を行い、新たに6人の議員が紹介議員となった等の行動報告がされ、請願が採択される状況を引き続き運動の力でつくっていこうと呼びかけました。