堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

堺市職労(堺市職員労働組合)ブログです。

22日、第3回交渉を開催~使用者としての責任果たし解決できる回答を

「お願いでは解決できない」自らの発言に責任もて

(5月23日付)

 昨日、夏季闘争の第3回交渉を開催。約50人の交渉団で、退職金削減問題・堺市の独自課題を中心に、解決できる中身を示せと迫りました。

 本来、昨日22日は最終交渉を開催する日程であったにもかかわらず、第3回交渉の開催となったことについて、交渉の冒頭、組合から「当局に解決責任があることを踏まえ、交渉に臨め」と指摘。

 さらに、第4回交渉に向け当然やるべきこととして、①夏季休暇は当然5日以上とし、現在3日の規程も改正を②非常勤の高年齢者雇用制度の年齢引き上げ③非常勤職員の育児休務取得による経験加算延伸の見直し④短期臨時職員の任用待機期間の短縮、などの確認を求め、当局は「①夏季休暇は、他市の状況でも17市が5日以上②高年齢者雇用制度の趣旨をふまえ検討していきたい③具体の内容で回答を示せるようにしたい④運用状況をみて検討していきたい」と応じました。

給与構造改革に伴う本市独自の諸課題の解決・退職金の削減について厳しく追及

組:退職金の削減は、人生設計に重大な影響を与えるもの。

当:提案していることは重いものと認識している。

組:当局自身が言ったように「お願いしたい」では到底納得できない。検討状況を示せ。

当:退職手当については、当初提案通り。諸課題については、人事給与制度の見直しに向け、多岐の項目にわたって、検討を重ねている。

組:「検討」だけで解決できると考えているのか。

当:明確な時期を示せないことをお詫びしたい。できるものから具体的に見直し、制度全般的に精力的に見直しを図っている。

組:削減の提案は当初のまま。改善を考えているというだけでは労使合意には程遠い。

当:解決に向けてスピード感をもって最大限努力したい。

組:この間の給与制度の改悪で、それでなくても退職時の額は下がっている。「新たな主査選考」を労使確認どおりに実施していれば、若干は緩和されている。

  ◇    ◇

 交渉のまとめとして当局は、「次回交渉までに、時期や中身の明示を、との指摘に近づくよう、最大限努力してまいりたい。納得していただけるよう検討を加えたい」と決意を述べました。

 組合からは「昨年2月、副市長が出席しての交渉での約束も果たせていない。その上退職金の削減提案で矛盾はさらに拡大する。その重みを考えよ」と追及するとともに、「最終交渉に向け、解決できる具体的な改善策を求める」と指摘し、交渉をいったん休憩としました。