堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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「大阪府民の医療を守る意見書」採択

泉州地域8市1町で(10月11日付け)

 府立泉州救命救急センター大阪府の責任で運営することを求める「泉州の地域医療を守る会」がこの間進めてきた意見書採択運動(本紙9月15日付け報道)について、報告します。

 泉州地域の住民のみなさんと一緒に大阪労連、大阪自治労連、大阪医労連等で結成する「泉州の地域医療を守る会」が8市4町の各議会に意見書(案)採択の陳情を8月に行った結果、岸和田市高石市貝塚市泉南市阪南市泉大津市和泉市泉佐野市、田尻町の8市1町の9月議会で採択されました。

【府知事に対し救急医療の充実等を求める】

 意見書は、大阪府知事に対して、

(1)第三次救急医療に責任を持ち、

(2)泉州救命救急センター大阪府の責任で運営することや、(3)泉州二次医療圏の医師・看護師確保の具体的な策を講ずること、などを要望する内容のものです。

【8市4町へ地道な懇談・陳情を行う】

 今年3月26日に結成した会は、8市4町各首長等との懇談を5月から8月にかけて実施しました。 

 懇談では、千里救命救急センター補助金廃止すると、運営が困難になることは明白であることや、大阪府の「財政構造改革プラン」からみると、今後、府が救急医療事業からの撤退、補助金削減、各自治体への財政負担を強制する恐れがあること、また泉州地域の救急医療・地域医療に対する熱い意見交換を行いました。

 これを受けて8市4町の議会に対して行った意見書採択陳情でも、議会事務局に対する申し入れに加えて、岸和田市貝塚市泉佐野市議会では、全会派訪問・懇談も行うなど、地道な活動を進めてきました。

 その結果が、今回の8市1町の採択となったものだと考えています。

【より広範に運動をすすめよう】

 堺市職労としても、会とともに、今後10月22日(土)午後2時(大阪グリーン会館2階)から開催される「橋下知事府民の命を切り捨てるな!救命救急を守る4地域・運動交流集会」への参加や、市民宣伝・署名行動、大阪府との交渉などを行い、救急医療・地域医療を守り充実させ、安心・安全の町づくりのために、より広範な住民のみなさんと一緒に運動をすすめていきます。