堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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「大阪府の事業である救命救急医療の充実を求める請願署名」にご協力を

松井知事さん「いのちのリストラはやめて」

(9月5日付)

 大阪府は「大阪府財政構造改革プラン」で、これまで5年間支出してきた千里救命救急センターへの補助金(支援事業…年3億5000万円)を昨年の4月に廃止しました。また、府立泉州救命救急センターを来年4月からりんくう総合医療センター(旧市立泉佐野病院)に移管・統合することや、府立中河内救命救急センターの運営形態の見直しを打ち出しています。

 交通事故や脳血栓で急に倒れる、子どもが発作を起こした…。そんなとき、救急車を呼んで一刻を争う治療が必要です。その受け皿となる救命救急センターは、府民にとっての「命綱」です。重病・重症・重傷患者をいつでも搬送できるような体制を整えるのは、大阪府の責任です。ベイエリア開発や関空リニア、カジノ構想などのムダ遣いや大型開発を止めれば、救命救急医療を充実させる財源は充分にあります。

 大阪府三島救命救急センター(高槻)、千里救命救急センター(吹田)、府立中河内救命救急センター東大阪)、府立泉州救命救急センター泉佐野)の地元でも、府からの補助金がなくなると救急医療体制そのものが崩壊すると、不安が広がっています。

 救命救急医療は、大阪府保健医療計画にある大阪府が責任を持つ事業です。いま、大阪府がすすめる救命救急センターへの補助金の廃止・削減や、地元医療機関への移管・統合は、府の責任放棄です。救命救急センターは「いのちの最後の砦」です。府民のいのちに責任を持つ大阪をつくるために、ぜひ、署名(裏面)にご協力をお願いします。