2月15日付け
14日付けでも報じた通り、堺市職労では、短期臨時職員(アルバイト)の方々も組合に加入し、その声や意見を聴き、待遇改善に取り組んでいます。
今回は「短期臨時職員も組合に入ろう」「組合の福利厚生は常勤と同様に受けることができます」といったことあわせて、これまでのアルバイト労組の歩みをお伝えしたいと思います。
V.Sアルバイト労組の歩み
●2003年2月 堺市当局、「バリアブルスタッフ制度」導入を発表
従来、短期臨時職員(アルバイト)は、補助的業務にのみ任用可能とされていたが、堺市の独自の制度導入により、「従来のアルバイトと同等の賃金で正職員に準じた仕事を担う」といった規制緩和がなされた。
●2004年3月 堺市職労本部交渉
・日額5,600円(日額での最低賃金相当額)→日額6,000円(時給800円)
・(通算して6ヶ月を超える任用が見込まれる者については)6ヶ月を超えた時点から有給休暇を付与→任用初日から有給休暇を付与
●2004年12月 「V.Sアルバイト労組」結成
●2004年12月 堺市職労本部交渉
・年次有給休暇の時間単位取得導入
●2005年2月 V.Sアルバイト労組支部交渉
・任用期間と同程度の待機期間→2ヶ月の待機期間
・(1年の任用が見込まれる者について)健康診断の実施
●2006年1月 V.Sアルバイト労組支部交渉
2ヶ月の待機期間(法的根拠なし)を撤廃し、継続任用を要求した。
それに対して堺市当局は「アルバイトは正規職員を8,000人から6,000人に減らしてきた中での臨時的措置。2ヶ月の待機期間に関しては他市の状況はまちまち」と回答した。
●2006年2月 V.Sアルバイト労組支部交渉
・交通費の日額上限250円→日額上限500円
・交通機関延着時、賃金カット→延着証明提出の場合、賃金カットなし
・交通用具利用者に対する距離別定額制導入
●2007年3月 堺市職労本部交渉
・交通費の日額上限500円→日額上限1,700円
・距離別定額制の片道20㎞以上での支給日額500円→支給日額560円
●2008年2月 堺市職労本部交渉
・一般事務の時給800円→時給850円
・保育士の日額7,600円→日額8,000円
●2010年3月 堺市職労本部交渉
・年次有給休暇の時間単位取得範囲拡充
・技能労務の日額5,900円→日額6,100円
●2010年11月 堺市職労本部交渉
・「協会けんぽ」移行に伴う保険料負担増→保険料負担増に対して賃金引き上げで調整
●2011年5月 堺市職労本部交渉
・通勤費の算定基準見直しを表明