組合員のみなさん(1月4日付け)
新年明けましておめでとうございます。
激動のなか、2012年となりましたが、皆様はどんな
お正月を迎えられましたでしょうか。
さて、年末の賃金確定闘争は、人事委員会による数年ぶりの引き上げ勧告がなされ、年内決着を求めて交渉しましたが、残念ながら越年での協議継続となりました。引き続き、2月議会前の解決をめざして、職場体制の改善と併せ、取り組みをすすめる必要があります。
また、昨年は、春の統一地方選挙及び秋の大阪府知事・大阪市長選挙において、大阪都構想を掲げた大阪維新の会が府議会で過半数、大阪市議会・堺市議会で第1党となり、府知事・大阪市長とも維新の会幹事長と代表が占めるという結果になりました。
これは、政権交代はしたものの、日本の政治・経済の展望を示すどころか古い政治・政策への逆戻りと混乱がおさまらず、ますます閉塞感が深まるなか、府民の「何とか流
れを変えてほしい」との気持ちから期待が集まった結果ではなかったでしょうか。
私たちは昨年2月、地方自治と財源・権限の観点などから大阪都構想に反対する見解を発表、学習を重ねるとともに、9月には立場の違うさまざまな方々にご協力いただき、「堺市の未来と大阪都構想を考える市民シンポジウム」を開催してきました。
また、12月市議会に提案された「職員基本条例案」「教育基本条例案」については、条例案の問題点を庁内にも地域にも明らかにする宣伝行動や職場からの要請署名などに取り組み、否決とすることができました。
しかし、住みよい堺をつくる自治の発展と、働きがいある市役所づくりの議論と運動はまさにこれからです。
本年も、さまざまな紆余曲折があると思いますが、職場の団結と地域との連帯を大切にし、引き続き皆様のご協力のもと、取り組みをすすめますので、よろしくお願いいたします。