育児や出産に関することをつれづれと書いていく日記です。
妻の妊娠が分かったのは、昨年の秋。とてもうれしい一方で、僕は一体何をしたらいいか分からず、ぼうぜんとしていましたが、妻はあれこれ調べて病院を探し、分娩予約を済ませてきました。
近所に産婦人科があるのは知っていたので、てっきりどこでも分娩を扱っていると思っていましたが、そうではありませんでした。
周産期医療の広場(http://shusanki.org/area/6_27_0)というホームページをもとに調べてみると、堺市で分娩を扱っている病院はわずか16ヶ所、美原区と西区には存在していませんでした。
訴訟リスクの高さや、激務が続く環境から、産科医不足は特に深刻化しているという記事を目にしたことはありましたが、自分のすぐそばでもこんな事態になっているとは想像だにせず。ほんまに深刻やなあと実感。
予約できた病院も半年先の分娩予約が常にいっぱいの状況でした。
妊婦健診が始まると、健康保険が適用されないため、費用がめっちゃかかります。妊婦健診の予定と健診費用一覧の紙を前にビックリ仰天し、またぼうぜんとしていると、妻から母子手帳と妊婦健診の補助券(14回分)を示されました。
この補助券は、市町村によって金額が違うそうですが、健診費用の一部をまかなうことができ、とても助かりました。
数年前、健診費用が高すぎるため受診ができずに、陣痛が始まって初めて病院に行くという「未受診分娩」が社会問題に。そこで09年1月から、国が14回分の受診を補助するこの制度が2年の時限措置で始まりました。現在は、各市町村に施策が引き継がれているそうです。
少子化が社会問題になっていますが、産科不足、出産にかかる費用の問題、その他いろんな要素が絡み合っていて、問題の根は深いなあと感じました。