堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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原水爆禁止2011年世界大会に参加して

実際に参加しなければ分からなかった会場の熱気晴れ

「66年前の8月9日、アメリカはここ長崎に一発のプルトニウム原爆を投下しました。核分裂の連鎖反応がもたらした放射線、熱線、爆風は、町と人々を容赦なく襲い、破壊のかぎりをつくしました。原爆はいまもなお、被爆者の生命を脅かし、絶えることのない苦しみを与えています。」(世界大会決議「長崎からのよびかけ」より)

 今年の世界大会には堺から私を含め約40名が参加。一日目、長崎市民会館での開会総会に集まった約7800名の参加者の熱気に、初参加の私は、驚きとともに圧倒されました。

 二日目、分科会で「原爆遺構・追悼碑めぐり」に参加しました。語り部の方の話では「当時のことを思い出すと、口にすること自体辛い。それでも伝えていかなくてはいけない」と語ってくれたことが痛く胸に刺さり、自然と涙が溢れてきました。

 長崎に落とされた原爆、通称「ふとっちょ」は、ソフトボールより少し大きい位のプルトニウムでした。しかも、実際はその17%しか爆発しなかったにも拘らず、これだけの被害をもたらしたことを知りました。現在、世界中に無数にある核が爆発したらと考えると、言いようのない恐怖を感じました。

 今回、原水爆禁止世界大会に初めて参加し、いろいろな意見・考え方があるだろうけれども、実際に当時を体験した方々に触れなければ分からないことがたくさんあり、自分自身、もっともっと知っていきたいと感じました。