堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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泉佐野市・「一律20%削減」採決できずに委員会は「延会」

引き続き連帯した取組みにご協力を

 6月16日、泉佐野市議会では全員協議会が開催され、総務産業委員会ではない議員を中心に意見や質疑をしたうえで、総務産業委員会が開かれました。

 20%カットの審議を付託されている総務産業委員会では、労使合意がないことや、20%カットの根拠や収支見通しがない中、判断できる資料・材料がないことを大半の議員が主張しました。

 20%カットの是非を問う審議の中、反対を表明する議員とカットについて早期健全化団体の中で必要性は認めるもののカットの幅や一律カットが問題であることを指摘する議員もいて、一方千代松市長はこの間の泉佐野市職労との団体交渉での主張と同様、このままでは再生団体に陥ることや、4年で早期健全化団体の脱却・市民要望を実現させていくために、市役所内の歳出削減・遊休地の売却らで行い、そのために20%カットをしなければならないことを答弁しています。

 いざ採決になった時点で総務産業委員9名のうち6名が退席し、採決ができない事態が起こりました。

 その後委員会が開催され、千代松市長は20%カットについて「採決に至らなかったのは私の不徳のいたすところ」とし議員のみなさんから意見をいただいたことも踏まえ、もう少し時間をいただきたいとし「延会」が提案され、了解されました。

 堺市職労としても「労使合意がない」「収支見通し等の判断材料がない」20%カットを撤回するように千代松泉佐野市長に要請を行ってきています。引き続き泉佐野市職労と連帯し、共同した取り組みを行っていきます。

 引き続き、職場からのご協力をお願いします。