堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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イノベーション中年④ back number × 中年

4月7日付

3月19日、もうすぐ6年生になる子どもがback numberのライブに行くので、ついて行きました。
 音楽にうとい僕はライブは15年ぶり。せっかく行くのだから事前に歌を覚えようとしましたが、結局歌詞はうろ覚え。タイトルが分からず、1曲ずつ子どもに聞き、うっとうしがられることになりました。
 「アイラブユー」から始まったライブは、「クリスマスソング」、「ハッピーエンド」など、片想いや別れに直面した人の気持ちを表現した歌が続きます。
 後半、2020年コロナ禍によりインターハイが中止されたことにより生まれた「水平線」、映画の主題歌として書き下ろされた「ベルベットの詩」が流れました。歌の合間にボーカルの清水さんは「頑張れだけじゃなくて、頑張ったよとセットで声をかけたい」「あなたの人生に寄り添いたい」と語りかけました。コロナ禍で多くの人が、耐える理由を探しながら過ごしてきたことでしょう。その一人ひとりに寄り添いたいというメッセージに僕はハッとさせられました。
 帰り道、定食屋を探しながら、4月9日の統一地方選挙が迫る世の中のことを思っていました。いま、対立と分断を煽ったり、他者を貶めて自分をアピールしたり、フワッとしたやってる感で根本問題から目をそらさせたり、キラキラした未来像で夢見心地にさせようとする声が目立っています。
 ライブのメッセージは、一人ひとりの生活にもっと寄り添う、対立と分断とは違う未来に向けて発されているのだと感じながら電車に乗ったのでした。