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鎮痛剤服用、生理休暇取れず 妊娠・出産等実態調査 全労連女性部

(3月24日付)

 全労連女性部がこのほど公表した調査によると、約6割が月経時に痛みを緩和する鎮痛剤を服用しながら働き続けていることが分かった。調査は1992年から約5年ごとに実施。今回は昨年4月から3カ月間かけて行い、7829人が答えた。
 月経がある人に「鎮痛剤を使うか」と聞いたところ、6割近くが「飲む」と答えた(毎潮時、時々合計)。「生理休暇を取得」には正規労働者の8割、非正規労働者9割を超える人が「取っていない」と回答し、制度(労働基準法68条)があってもほとんどが取得していない。
 その理由(複数回答)として、「人員不足や仕事の多忙さで職場の雰囲気として取りにくい」が約3割、「生理であることを知られ
たくない」が約2割となり、半数近くが取得請求しづらい状況にある。今回の調査では、初めて不妊治療についても聞いた。治療を受けたことがある人は約1割。仕事との両立で必要なことを聞くと(複数回答)、「仕事と治療時間の調整」が
55・2%で最も多く、「上司の理解と協力」が48・4%、「同僚の理解と協力」が38・5%の順となった。自由記載欄には「(不妊治療に関する)プライバシーが守られていると思えない」「制度が必要」との声も寄せられている。