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コロナ対応・在宅勤務アンケート結果①急な在宅勤務で多くの課題が顕在化

「在宅に適した仕事が少ない」
「業務がこなせない」(6月5日付)

 今夏のアンケートは例年行っているものと違い、緊急事態宣言に伴って各職場で行われた在宅勤務・テレワーク・自粛要請を中心にご意見を集約しました。

 

 今回は例年の紙ベースのみならず、インターネットからも多くのご回答をいただいたことに感謝します。まだ回答されていない方も引続き集約中ですので左下のQRコードから回答をお願いします。


出勤抑制が継続実施されていますが、どのように感じておられますか?

4月7日、政府から発出された緊急事態宣言に伴ってほとんどの職場で出勤抑制となり、これまで経験したことのない在宅勤務となりました。回答は課題を感じる81・5%、特に感じない18・5%と課題を感じる圧倒的多数。性別では男性が86%、職位では係長・補佐級が88%とさらに高い回答率となっています。

 

「課題を感じる」と答えた方にお聞きします。具体的にどのようなことですか? 

 最多回答は在宅勤務に適した業務がない62・7%。回答を3つまでに制約しているのでもっと多くの方が感じているかもしれませんが、平常時に在宅・テレワークの想定がされていない中で急遽要請されたのでシステムを含めて様々な要素が追い付いていないように思われます。これは性別・職位に関係なく概ね6割台の回答率でした。
 2位は業務がこなせない40・5%。平常業務を家に持ち帰って作業ができない、窓口業務、現場作業など様々な理由で在宅で業務を進められない場合は在宅時に仕事が溜まり、出勤時にそれをこなそうとしてもこなしきれないという状況になった人が多いようです。とりわけ男性50・9%と高率でした。
 3位は先々の休暇日数不安18・0%。1位の「在宅勤務に適した業務少ない」や家にいるとどうしても家事をせざるをえない、学校・幼稚園・保育園が休校・休園で子どもの面倒を見ざるをえない等の理由から例年より休暇を多く取得している傾向にあるようです。とりわけ女性が男性より約5%高い回答率となっています。
 4位は職員間で偏りあり14・8%。担当している仕事の出勤・在宅の向き不向きがあるかもしれませんが、潜在的な不公平感も伺え、とりわけ女性で2割超の回答率でした。
 また選択肢になかったものの、記述で「他の職員との調整・引継ぎが難しい」が多数見られたことも特徴的でした。(続く)