竜頭蛇尾(9月14日付)
この連載は、ひょんなことから2013年に単位自治会長(自治連合会では副会長)となったときの出来事を書いています。
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校区自治連合会の会議に参加してまもなく、「まちづくり協議会」なる単語を耳にしました。これは、12年から始められた事業で、校区の身近な課題を主体的に解決する活動に補助金が交付されるというものでした。
12年度は、安全安心のまちづくりをめざし、指定避難所を記載した看板設置やテントを購入したようでした。
もちろん、支給に至るまでにはさまざまな制約があるとはいえ、地域で考えた活動に補助金が出るなんて、今まで考えもしなかったのでびっくり。
他の校区の知り合いに話を聞いてみると、音楽祭をやったり、機材を購入したり、地域の歴史を冊子にまとめたりと、いろんな活動に活用されていました。
せっかくの機会だし、何かアイディアはないかと考えましたが、地域のことを知らないので分からないのでした。
結局、校区まちづくり協議会の会議では、連合会長が提案された、「地域会館と小学校に防災スピーカーを設置し、連携して放送できるようにする」案が採用となりました。
連合会長は、小学校や電気業者と打合せを重ね、機材を購入し、スピーカーを設置。しかし、校区には高低差があり、全ての地区に響かせるためにスピーカーの角度調節に苦労されていました。
自分も何かできることをと考え、スピーカー設置のお知らせをつくることにしました。
まちづくり協議会補助金でスピーカー設置したこと、今後の運用などを書き、各単位自治会で配布いただきました。しかし、それでほっとしてしまい、スピーカーの使用方法はちっとも覚えられなかったのでした。