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保育所送迎等休暇等システム改善が4月から運用開始

引き続き制度・運用改善に向け協議を(4月13日付)

 保育所送迎等休暇等は、昨年1月28日、約1年間にわたる人事給与制度の見直し交渉の結果の1項目として、現行制度①15分の有給休暇、②①を前提とした15分の特別休暇、③無給職免(最大120分)が回答されました。

 システム改善を求め協議

 昨年4月から回答に基づく新たな運用が開始されましたが、「10分、15分の保育所送迎等休暇等を入力するのに30分かかった」など、システム入力の煩雑さが、取得した職員の過重な事務負担となっていました。

 執行部は、交渉のつど、制度変更後の取得実態についての検証を求めると同時に、少なくともシステム改善を行うよう求めていました。

 当局も、秋季年末闘争第3回交渉において、システム改善については「予算の関係もあるが、早い時期に対応したい」との姿勢を示し、春闘第1回交渉においてシステム改善を4月から運用開始すると言明していました。

 改善内容

▼同じ時間帯に同じ種別の休暇を一定期間取得している場合、当該期間の取得実績を一括して入力。

 方法

① 職員情報システムの特別休暇ページ「保育所送迎等一括入力」から入力。

② 1か月間の期間ごとに一括入力可能、

③ 取得パターンが曜日ごとに異なる場合、曜日を選択して入力可能、となっています。

 事前申請や実績は従来通り

 これに対して、保育所送迎等休暇等取得にあたって、事前申請や実績一覧入力は、これまで通り必要です。

 特に、実績一覧入力については、「システム上確認できるのに、なぜわざわざ作成が必要なのか」といった疑問が出されています。

 これに対し、当局は、「休暇等の取得を適正に運用するためには、取得者が取得表の作成後、システムに入力するとともに、決裁者は、取得表と照合のうえ、システムデータを決裁する必要がある」としています。

 システムについては一定の改善

 システム入力については、一定の改善がなされました。

 執行部は、制度変更から1年が経過するもと、春闘交渉において、取得実績をもとに改めて制度についての検証を求めました。

 当局も3月22日の春闘交渉において、保育所送迎等休暇等についての検証を回答しました。

 こうした経過も踏まえ、引き続き、制度や運用の改善を求めていきます。