堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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ファシリテーションで効果的な会議を(④前編)

 前回(8月8日付)、「課題 対 参加者」にするための「視線の方向」について紹介しました。その中で、ホワイトボードの活用を例示しましたが、今回は「ホワイトボードに何を書くか」です。あくまで一意見として紹介したいと思いますので、何卒、ご笑覧ください。

(12月9日付)

(ここでは、定例会議、つまり、連絡事項と議題がある会議を想定しています)

ホワイトボードに書く3つの事項

①タイムテーブル

②明確な議題

③パーキングエリア

①タイムテーブル

 常々、「今日の会議はどういう流れで進むんだろう」と不安を感じたりしてませんか?始まりと終わりの時間は何となくわかっていても、その間の進行まで共有できていることはあまりありません。実はここの共有が重要だったりします。もちろん、進行のスケジュールはおおまかで構いません。例えば、下記の感じです。

 ファシリテーションは、全体を「仕切る」ことが目的ではなく、参加者の「自主的行動を促進する」ことが重要です。

(タイムテーブルの例)

13:00 開始(出欠確認)

13:05 連絡事項の共有

13:30 議題の提案

   「○○の企画名をどうするか」

    企画までにすること

    役割分担

14:40 次回会議の日時と議題

 タイムテーブルを共有することで、「ちょっと時間が押してるな。短めに話すか」「議題に入っているので報告するときは省こう」など、考えて発言してもらえるようになります。こういった「自主性」を引き出す方法として、情報の共有は重要です。また、議論したい事項が議題に含まれていなかった場合、「○○も議題に追加してください」と提案もできます。参加者が「残りの時間でいくつの事項を決定しなければならないのか」も理解できますので、全体の意識が集中され、発言準備もできて、進行がスムーズになります。

【続く】