堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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第11回地方自治研究全国集会~憲法をいかし、安心して住み続けられる地域・日本を

9月29日~30日さいたま市で開催

(8月23日付)

 二年に一度、全国の住民、自治体職員、議員、研究者が集い、地方自治に関するさまざまな問題を研究交流する全国地方自治研究集会が、9月29日から30日まで、さいたま市で開催されます。

 9月29日午後から開催される集会のオープニングを飾るのは、国の重要無形文化財に指定されている「秩父祭の屋台行事と神楽」の中で演奏される「秩父屋台囃子」です。

 全体行事が中心となる1日目は、国立社会保障・人口問題研究所の阿部彩氏の「すべての人に、暮らしを守るセーフティネットを(仮題)」と題する記念講演から始まります。

 阿部氏は、社会的構造に目を向けることなく、個人の責任や意欲の問題にすりかえられがちな日本の貧困問題を鋭く批判してきた方です。2008年に刊行された著書『子どもの貧困ー日本の不公平を考える』(岩波新書)は、それまで若者や高齢者の問題と見られていた「貧困」問題を、日本の子どもが置かれている現状を客観的なデータで示すことで浮き彫りにし、大きな社会的話題となりました。

 引き続き、「模擬国会(日本国憲法の誠実な実行をめざす特別委員会)」や、ナイター講座(岡田知弘氏、日野秀逸氏、二宮厚美氏)などがおこなわれ、翌日の30日は、朝から地域経済、循環型社会、大震災とまちづくり、原発問題、住民参加、社会教育、子どもの権利、財政分析など29の分科会・講座、2つの現地分科会(八ツ場ダム・川越のまちづくり)に分かれて学習を深めるプログラムになっています。

 宿泊を伴う参加申込みは9月10日までとなっています。詳しい資料は組合事務所にありますので、参加希望者は本庁組合事務所までお問い合わせください。