堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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旭堂南陵師匠と語る 堺の歴史・文化のつどい~「大阪都構想」から自由と自治を守るために~

6月14日付け

 6月9日(土)、堺市民会館で『旭堂南陵師匠と語る堺の歴史・文化のつどい』が開催され、橋下・『維新の会』がねらう『大阪都構想』に対し、堺の歴史と文化を守ろうとの思いを胸に、市民約170人が参加しました。

 このつどいは、「『大阪都構想』から堺を守る自由と自治・堺の会」が主催し、広く市民に呼びかけて開催されたものです。

 郷土史家の桧本多加三さんは、1527~1532年の5年間、『堺幕府』が存在したこと、日本唯一の騎士(ナイト)・小西行長にまつわる話、室町時代後半から続く堺の『自治』『自由』の気風が今の堺をかたちづくってきたことなど、思わず引き込まれる語り口で熱く紹介され、「庶民がつくったまち、夢を見いだせる堺を守ろう」と呼びかけました。

 続いて登場した旭堂南陵師匠は、「超党派で堺を愛する人間として、堺は一つと訴えたくて来ました」と話を切り出しました。

 四代目・旭堂南陵師匠は、堺市生まれ。講談師としてはもちろん、役者や執筆活動など、多彩に活躍されています。

 師匠は、「自分のまちには愛着がある。人口規模だけで勝手に割ろうとする橋下・『維新の会』は、まちの歴史を学んでいない」と、ズバリ指摘。その後、『伊達政宗とすずめ踊り』の講談を披露してくれました。

 つどいでは、「市民相互を利害の対立者に仕立て上げ、人々を不安や不信、敵意や憎悪の連鎖にくくりつけるような堺にだけは絶対にさせるわけにはいかない」と、『堺はひとつ・市民アピール』を採択。多くの市民の賛同を呼びかけました。